藤枝市議会 > 1996-07-08 >
平成 8年 6月定例会−07月08日-02号

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  1. 藤枝市議会 1996-07-08
    平成 8年 6月定例会−07月08日-02号


    取得元: 藤枝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-10
    平成 8年 6月定例会−07月08日-02号平成 8年 6月定例会         平成8年6月藤枝市議会定例会会議録(第2日目)                平成8年7月8日 〇議事日程    平成8年7月8日(月曜日) ・開議 ・諸般の報告    (1)一般質問の通告受理について 日程第1 第29号議案 専決処分の承認を求めることについて             (藤枝市税条例の一部を改正する条例)          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第2 第30号議案 専決処分の承認を求めることについて             (藤枝市都市計画税条例の一部を改正する条例)          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第3 第31号議案 平成8年度藤枝市一般会計補正予算(第1号)
             以上1件上程(質疑後、各所管委員会へ分割付託) 日程第4 第32号議案 平成8年度藤枝市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)          以上1件上程(質疑後、経済建設委員会へ付託) 日程第5 第33号議案 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第6 第34号議案 藤枝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第7 第35号議案 藤枝市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例             の一部を改正する条例          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第8 第36号議案 藤枝市国民健康保険税条例の一部を改正する条例          以上1件上程(質疑後、民生保健委員会へ付託) 日程第9 第37号議案 史跡田中城下屋敷施設条例          以上1件上程(質疑後、文教水道委員会へ付託) 日程第10 第38号議案 市有財産(車両)の取得について(普通消防ポンプ自動車)          以上1件上程(質疑後、総務委員会へ付託) 日程第11 第39号議案 市有財産(教材備品)の取得について(教材ビデオ等)          以上1件上程(質疑後、文教水道委員会へ付託) 日程第12 第40号議案 市有財産(土地)の取得について             (志太広域都市計画公園藤枝総合運動公園事業用地)          以上1件上程(質疑後、経済建設委員会へ付託) 日程第13 第41号議案 建設工事請負契約の締結について             (中部学校給食センター建築工事)          以上1件上程(質疑後、文教水道委員会へ付託) 日程第14 第42号議案 建設工事請負契約の締結について             (中部学校給食センター厨房設備工事)          以上1件上程(質疑後、文教水道委員会へ付託) 日程第15 第43号議案 建設工事請負契約の締結について             (葉梨中学校柔剣道場技術科教室建築工事)          以上1件上程(質疑後、文教水道委員会へ付託) 日程第16 第44号議案 建設工事委託協定の締結について             (藤枝総合運動公園の建設工事)          以上1件上程(質疑後、経済建設委員会へ付託) 日程第17 第45号議案 市道路線の廃止について(3地区192号線ほか6路線)          以上1件上程(質疑後、経済建設委員会へ付託) 日程第18 第46号議案 市道路線の認定について(3地区349号線ほか4路線)          以上1件上程(質疑後、経済建設委員会へ付託) 日程第19 一般質問   1. 25番  牧 田 五 郎 君    (1) 薬害エイズ問題など市立病院の対応について    (2) 学区について   2. 18番  杉 森 十志雄 君    (1) 2期目を目指す八木市長の政治姿勢について    (2) 市民不在の県立武道館について    (3) 市立病院の充実について   3. 23番  小 沢 佐 敏 君    (1) 2期目の八木市政の展開について   4.  6番  増 田 猪佐男 君    (1) 藤枝駅周辺地域の都市機能整備について   5.  7番   森  輝 男 君    (1) 日本一藤の里構想   6.  3番  落 合 慎 悟 君    (1) 地方分権と地方行政改革について    (2) 選挙の投票率向上に対策を   7. 19番  山 田 敏 江 君    (1) 障害者、高齢者にやさしい在宅福祉の充実を    (2) 障害者プランの早期策定を   8. 10番  小柳津 治 男 君    (1) 八木市政と今後の諸問題について    (2) 学校教育と社会環境について 〇本日の会議に付した事件   議事日程と同じ 〇 出席議員(29名)    1番 深 澤 一 水 君      2番 山 内 弘 之 君    3番 落 合 慎 悟 君      4番 前 田 吉 重 君    5番 塚 本 司 雄 君      6番 増 田 猪佐男 君    7番 森   輝 男 君      8番 松 嵜 四芽雄 君    9番 岡 谷 恵 夫 君     10番 小柳津 治 男 君   11番 松 永 竹 夫 君     12番 岡 谷 浩 之 君   13番 舘   正 義 君     14番 小 柳 甫 積 君   15番 井 沢 ヌ 一 君     16番 田 中 信 治 君   17番 臼 井 勝 夫 君     18番 杉 森 十志雄 君   19番 山 田 敏 江 君     20番 桜 井 喜代司 君   21番 田 沢 錠 一 君     22番 山 本 登志夫 君   23番 小 沢 佐 敏 君     24番 秋 山 録 治 君
      25番 牧 田 五 郎 君     26番 岸   快 充 君   27番 山 下 末 治 君     28番 八 木 正 三 君   29番 大 井 市 郎 君 〇 欠席議員( 1名)   30番 三ヶ尻   進 君 〇 欠  員( 0名) 〇 説明のため出席した者      市長               八  木  金  平  君      助役               秋  山  一  男  君      収入役              下  田  純  生  君      教育長              森     茂  巳  君      病院長              阿  曽  佳  郎  君      総務部長             中  村     博  君      財政部長             原  木  一  義  君      市民部長             青  地  鑛  治  君      福祉保健部長           村  田  茂  穂  君      経済部長             渥  美  幸  男  君      都市整備部長           青  島  昌  平  君      建設部長             曽  根  悦  郎  君      水道部長             大  石  正  雄  君      教育次長             金  田  勝  雄  君      病院事務部長           飯  塚     亘  君      消防長心得            勝  治  信  行  君      監査委員             塩  澤     節  君 〇 出席した事務局職員      局長               森  田  武  美      庶務課長             大  石  隆  史      主幹兼庶務係長          木  野     茂      主幹兼議事係長          赤  松  謙  二      調査担当係長           種  石  弘  勝(録音担当)      主任主査             幸  山  明  広( 〃  )                          午前9時00分開議 ○議長(大井市郎君) ただいまから本日の会議を開きます。 ○議長(大井市郎君) ここで、事務局長から諸般の報告をいたします。 ◎議会事務局長(森田武美君) 御報告いたします。  小沢佐敏議員外15名からそれぞれ提出されました一般質問の通告を受理いたしました。以上です。 ○議長(大井市郎君) 日程第1、第29号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。18番 杉森十志雄君。           (登       壇) ◆18番(杉森十志雄君) 第29号議案の点で、若干伺っておきたいと思います。  これは、地方税法の改正に伴う専決処分の関係ですので、今回の改正に伴っての増減税の見込みはどうかということで伺っておきたいと思います。  また、今度の専決処分の条例案の中では、均等割を2,000円から2,500円に引き上げる問題、個人市民税の特別減税問題、固定資産税の負担調整の問題、長期譲渡所得にかかる減税、こういったことになります。通告してありますので、できたら項目別な形で、均等割を2,000円から2,500円にした場合には、納税者数と増減額、個人市民税の特別減税額の影響、固定資産の負担調整に伴う減税、長期譲渡所得にかかる減税、それぞれちょっと伺っておきます。よろしくお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。財政部長。           (登       壇) ◎財政部長(原木一義君) 杉森議員の御質疑にお答えします。  第1点目の地方税改正に伴う増減税の見込みについての御質疑でありますが、第2点目と関連いたしますが、増額要因としては、個人市民税の均等割額増2,400万円程度、減額要因としては、個人市民税の特別減税、固定資産税・都市計画税の負担調整による減、新築住宅にかかる特例措置の延長による減が主なもので、あわせて6億500万円余が減として見込まれます。差し引き5億8,100万円余の減になろうかと予測をいたしております。  次に、第2点目の4点についての増減税額の見込みについてお答えいたします。  まず、第1点目の個人市民税の均等割の納税者数については、4万7,887人で、一人当たり今回500円の増額でございますので、おおむね、2,400万円の増額となります。  次に、第2点目の個人市民税についてでありますが、昨年に引き続き特別減税が行われ4億6,000万円程度の減額となると予測をいたしております。  次に、第3点目の固定資産税負担調整に伴う減税額については、6,500万円程度と見ております。  また、質問第1との関連の中で、固定資産税の新築住宅にかかる特例措置の適用期限、これが3年延長されましたので、この減税額が6,600万円程度が見込まれるところでございます。したがいまして、固定資産税の減税額は1億3,100万円程度が見込まれておるところでございます。  次に、第4点目の長期譲渡所得にかかる減税額についての御質問でありますが、平成7年度の税改正に伴う平成8年度の長期譲渡所得の減額は、1,400万円程度の減税額と見込まれております。なお、今回の税条例の改正については、御説明したとおり、平成9年度からの譲渡益についての適用となりますので、参考までに平成8年度分にスライドしてみますと、4,600万円程度の減額が見込まれるところでございます。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 杉森十志雄君、よろしいですか。 ◆18番(杉森十志雄君) はい、わかりました。 ○議長(大井市郎君) 以上で、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第29号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第2、第30号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第30号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第3、第31号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。18番 杉森十志雄君。           (登       壇) ◆18番(杉森十志雄君) 第31号議案、平成8年度一般会計補正予算(第1号)の点で、3点についてちょっと伺っておきたいというように思います。  第1点は、平成8年5月31日が出納閉鎖になっているわけですので、その辺に伴って平成7年度決算見通し、これはどんな状況になっているのか。繰越金はどの程度になるのか第1点伺っておきます。  2点目は、市税の調定が既に行われて終わってると思いますので、調定とそれぞれの収入見通しはどうか。この点について伺っておきたいと思います。  3点目は、6ページから7ページの土木債の関係ですが、この土木債の充当率と借入資金、また、その条件。この点について伺っておきたいと思います。  以上3点、よろしくお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。財政部長。           (登       壇) ◎財政部長(原木一義君) 私から2点の質問についてお答えをさせていただきます。  第1点目の平成7年度決算における繰越金の御質問でございますが、目下、決算の調整中でありますが、概算の見通しとして、一般会計の収支は、形式収支で約13億1,000万円余で、翌年度へ繰り越す財源を差し引いた実質収支額は、9億5,000万円余と見込まれるところでございます。  次に、第2点目の平成8年度の市税の調定と収入見通しについての御質問ですが、現段階では、主要税目の個人市民税、固定資産税及び都市計画税については、課税調定額が当初予算より多少上回っているものの、他の税目においては、現時点では予測しかねますが、大幅な増収は期待できないのではないかと、こんなふうに考えているところでございます。  また、収納率においても、景気回復が思わしくない状況の中で、平成7年度決算見込みにおいても、前年度の収納率を若干下回る結果となります。本年度についても、引き続き厳しい状況が予想されますが、できる限り収納率を低下させないよう、一層の努力をし、税収の確保に努めてまいりたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 建設部長。           (登       壇) ◎建設部長(曽根悦郎君) 18款1項6目の土木債の充当率と、借入資金と条件についての御質疑にお答えいたします。  1節道路橋梁整備事業債は小川青島線を、3節都市計画事業債は小川島田幹線、藤枝駅広幡線を対象事業としております。  緊急地方道路整備事業債は、対象事業費の2分の1の国庫支出金を差し引いた額に対する50%が充当率となっております。なお、この起債制度は、県振興資金を予定し償還期間は15年で、うち2年据え置きで、利率は借入時点の利率借入となりますが、現時点の利率は3.4%となっております。  次に、地方特定道路整備事業債につきましては、対象事業費に対する90%の充当率になっております。この起債制度は政府資金、または縁故資金を予定しています。償還期間は15年、うち3年据え置きで、利率は借入時点の利率借入となっておりますが、現時点の利率は3.4%となっております。なお、充当率の75%につきましては、後年度、元利償還金の30%から55%が普通交付税に算入され、充当率の15%につきましては、後年度元利償還金の100%が普通交付税に算入されます。  それから、1節の道路橋梁整備事業債のうち、一般公共事業債につきましては、当初予算で通常の国庫補助事業分として対象事業費より2分の1の国庫支出金を差し引いた分の20%を充当する予定でおりましたが、今回補助金内示がありませんので減額させていただきました。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 杉森十志雄君、よろしいですか。18番 杉森十志雄君。 ◆18番(杉森十志雄君) 財政部長にちょっとお伺いしますけど、市税の調定の関係ですね。あの、個人市民税、それから固定資産税、都市計画税等はできていると思いますのでね、調定額についてのみちょっとお願いしたいと思います。  それから、大体、市税当初が市民税61億5,900万円。法人17億円。固定資産税66億5,000万円。都市計画税9億9,000万円という形で、大変今年度予算編成では、大分御苦労された一つの内容としてやられていると思います。その点については、答弁良としますがね。  それで、繰り越しの問題については、4億円当初予算を組んでいて、今お話があったように13億1,000万円というと、9億円余が一応財源留保というか、今後ということになるのでね。本来的に今の不況感の中で、もう少し6月、この補正の中で、こういった見通しを立てた中では、少し市単なり、何なりという点で努力ができる、そういう問題としては考えができなかったのか。その点だけちょっと伺っておきます。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。財政部長。 ◎財政部長(原木一義君) それでは、お答えさせていただきます。  第1点目の御質問は、既に調定が済んでおります。固定資産税の調定でございますけれど、71億5,500万円程度でございます。個人市民税の調定の関係につきましては、62億3,100万円程度を現時点の調定額として、把握をさせていただいてあるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。なお、都市計画税については、10億8,400万円程度でございます。  次に、第2点目の6月補正でした云々という、今御質問でございますけれども。当初から6月補正については、国・県、こういった当年度出発しただけでございます。そういうことで、6月補正を組まさせていただいたと。今後9月補正におきましてですね、これから各課、各部の要望を取りまとめる中で対応していきたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 杉森十志雄君、よろしいですか。 ◆18番(杉森十志雄君) はい、いいです。 ○議長(大井市郎君) 以上で本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第31号議案は、お手元の分割付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第4、第32号議案を議題といたします。
    ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第32号議案は、経済建設委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第5、第33号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第33号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第6、第34号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第34号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第7、第35号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第35号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第8、第36号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第36号議案は、民生保健委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第9、第37号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。2番 山内弘之君。           (登       壇) ◆2番(山内弘之君) 物見やぐらの2階への急な階段や茶室の状況から、この施設は大切に維持する必要があると思いまして、第3条について質問いたします。  まず、日没後の入場者が建物内部を見る場合、照明設備、あるいは指導、注意等の管理面はどのように計画されているか。また、日没後は建物を戸締まりする必要性はどうか。  次に、ただし書きでございますが、特に必要ともありませんし、2シーズン制となっていますので、条例を改正する方法でも、時間的に十分余裕があります。このただし書きを規定する理由を伺います。以上です。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。教育次長。           (登       壇) ◎教育次長(金田勝雄君) 山内議員の御質疑にお答えいたします。  史跡田中城下屋敷施設条例の第3条、開場時間に関連したお尋ねについてお答えいたします。  日没後の入場者が、建物内部を見る場合の照明設備及び管理上の問題についてでありますが、移築復元した4棟の建物は江戸時代の部材を残した歴史的建造物で、指定文化財となっているものでございます。原形にない照明設備を取りつけるのはふさわしいものではないと考え、あんどん形式などの補助的な照明器具しか置いてございません。したがいまして、日没後の内部の観覧は、事実上可能な状況にないと考えております。  次に、庭と建物の閉場時刻を別にする考えがあるかということでありますが、庭園跡につきましては、6基の照明灯を配置して夜間の散策も可能なようになっております。できるだけ利用がされるように開場時間を配慮いたしておりますが、復元建物については、先にお答えしたとおりでありますので、閉場時刻が全く同じとなるようには考えておりません。  3点目のただし書きの規定をつける理由でございますが、大きく夏時間と冬時間に分けて開場時間を決めているわけでございます。公開後の利用の状況を見ながら対応ができるようにということでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(大井市郎君) 山内弘之君、よろしいですか。 ◆2番(山内弘之君) はい、了解しました。 ○議長(大井市郎君) 以上で本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第37号議案は、文教水道委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第10、第38号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第38号議案は、総務委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第11、第39号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。2番 山内弘之君。           (登       壇) ◆2番(山内弘之君) 3点伺います。  ビデオの購入は、同じ物を各1本ずつ購入されるものか。  使用希望が重なった場合は、どのようにされるのか。  学校における教材ビデオのダビング及びその利用は、著作権法でどこまで許されているか。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。教育次長。           (登       壇) ◎教育次長(金田勝雄君) 3点のお尋ねにお答えいたします。  第1点目のビデオの購入は、同じ物を各1本かということでございますが、各学校が各教科、各領域の指導を充実させる上で、最小限必要とするビデオを選定し購入するものでありまして、全校が必要とするもの、1校のみが必要とするものなど、品目によって数量には違いがあります。  第2点目の使用希望が重複した場合はどうするのかということでございますが、学年内あるいは、教科内で調整して使用いたします。  次に、3点目の学校における教材ビデオのダビング及びその利用は、著作権法でどこまで許されているかとのお尋ねでございますが。これについては、著作権法の第35条の規定によりまして、授業の課程における使用に供することを目的とする場合には、必要と認められる限度において、公表された著作物を複製することができるとされております。  しかし、公表された著作物を複製することにつきましては、著作権法第35条のただし書きで、当該著作物の種類及び用途、並びにその複製の部数及び様態に照らして、著作者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでないと規定されております。したがいまして、市販の教材ビデオを1本購入して、必要な数だけ複製して使用することは、明らかに権利者の経済的利益を侵害することになり、著作権法に抵触する行為となります。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 山内弘之君、よろしいですか。 ◆2番(山内弘之君) はい。 ○議長(大井市郎君) 以上で本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第39号議案は、文教水道委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第12、第40号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第40号議案は、経済建設委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第13、第41号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。17番 臼井勝夫君。           (登       壇) ◆17番(臼井勝夫君) 本件は中部学校給食センター建設工事についての請負契約を締結するもので、入札はことしの6月7日に10社によって行った結果、角丸建設が4億2,600万円で入札したものですけれども。  まず、お尋ねの1点目ですけれども、先だっての議案説明会で、この配置図、平面図を御説明いただきましたけれども、大変縮小されて、文字、数字がわかりにくい、わからない。したがって、ぜひ拡大して再度配付をお願いしたいですけれども。その点についてどうでしょうか、お伺いします。  2つ目は、調理室など配置設計する際に、職員の意見を取り入れていますかどうか、その点をお聞きします。  また、原案ができたところで検討会をしていますかどうか、改善したところがあれば、どんなところでしょうか、お伺いいたします。  3点目ですけれども、1階の調理室など給食作業全体が2階から見学できるような、そういう設計になっているかどうか。以上3点について、お伺いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。教育次長。           (登       壇) ◎教育次長(金田勝雄君) お答えいたします。  第1点目の議案説明会に配付した配置図、平面図の件でございますが、縮小コピーのため文字が小さく、また数字も非常に不鮮明であったという点、おわびいたします。本日再配付いたしますので、よろしくお願いします。  次に、設計の際、職員の意見を取り入れているかとの件でございますが、当初より調理師、栄養士が中心となって検討部会を発足させ、研究・検討を重ねて、原案を作成いたしました。この原案に基づき実施設計を行い、特にドライシステム、カートインシステム、コンテナ洗浄機の導入など、職員・調理員等の現場作業の軽減、効率化、安全衛生面には配慮いたしましたので、職員の意見は十分反映できたものと確信しております。  次に、2階から調理室などの給食作業全体が見学できる設計になっているかとの件でございますが、2階研修室の東側窓から見学できるように設計いたしました。  ただ、下処理作業から洗浄作業までの一連の調理作業を一時に見学することは配置上困難でございますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 臼井勝夫君、よろしいですか。 ◆17番(臼井勝夫君) はい、わかりました。ありがとうございました。 ○議長(大井市郎君) 以上で本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第41号議案は、文教水道委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第14、第42号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。17番 臼井勝夫君。           (登       壇) ◆17番(臼井勝夫君) 続いて、関係する学校給食センターの厨房工事についてお尋ねします。  1つは、株式会社アイホー静岡営業所の選定について、システム的優位性だと、こういう説明をしていますけれども、具体的にその内容、該当するのはどういうものでしょうか。お尋ねします。  2点目ですけれども、厨房工事一式の中にあります、厨芥処理施設。これは、内容的にどういうものでしょうか。厨芥はどのように処理されているのかどうか、その点について2点お伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。教育次長。           (登       壇) ◎教育次長(金田勝雄君) お答えいたします。  第1点目のシステム的優位性の件でございますが、業者の選定に当たっては、食器類の洗浄方法、消毒方法、機器の操作性、ドライシステム対応性、経済性、アフターサービスなどについてメーカーとのヒアリングなどを行いながら比較、検討をいたしました。その結果、洗浄システム、消毒保管システムに、その優位性が認められ選定いたしたところでございます。  次に、厨芥処理設備の内容の件でございますが、これは給食センターで発生する残菜と学校で発生する残食を脱水し、オカラ状にして排出する設備でございます。設備的には、厨芥処理室に下処理室、あるいは、洗浄室からパイプを通じて圧送されてくる厨芥を一時的に貯留する調整タンクと、それを脱水する厨芥脱水機を設置して行います。  なお、排出された厨芥をバイオ処理により、堆肥化する生ごみ処理機の導入についても検討をしております。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 臼井勝夫君、よろしいですか。17番 臼井勝夫君。 ◆17番(臼井勝夫君) ありがとうございました。ちょっとだけ、再度お伺いしますけれども、システム的優位性について、今3点、4点お伺いしました。その結果、消毒だとか保管の優位性があるということだったですけれども。この会社アイホー以外にですね、見積もりというですか、何社かはそういう資料をとったかどうかをお伺いします。  もう1点、厨芥施設で脱水して、さらに、これからバイオの処理に関する設備について検討していくということですけども。ぜひ、これはごみの軽量化を含めて、今いろいろEM菌を使った発酵など、堆肥化の問題でね、効率利用というですか、含めて大事なことだと思いますので、それは取り入れをお願いしたいと、こういうように思います。  したがって、先にお願いした1点だけ、再質問をお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。教育次長。 ◎教育次長(金田勝雄君) お答えいたします。3社でございます。 ○議長(大井市郎君) 臼井勝夫君、よろしいですか。 ◆17番(臼井勝夫君) ありがとうございました。 ○議長(大井市郎君) 以上で本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第42号議案は、文教水道委員会に付託いたします。
    ○議長(大井市郎君) 日程第15、第43号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第43号議案は、文教水道委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第16、第44号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第44号議案は、経済建設委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第17、第45号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第45号議案は、経済建設委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第18、第46号議案を議題といたします。 ○議長(大井市郎君) これから質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、本案の質疑を終わります。  ただいま議題となっています第46号議案は、経済建設委員会に付託いたします。 ○議長(大井市郎君) 日程第19、一般質問を行います。  順に発言を許します。25番 牧田五郎君、登壇を求めます。           (登       壇) ◆25番(牧田五郎君) 通告してあります、2点について伺いたいと思います。  まず、第1点目は、薬害エイズ問題、特定療養費、院外処方せんについて伺いたいと思います。  まず、そのうち薬害エイズ問題について伺います。  HIV、エイズウィルスが混入した非加熱の輸入血液製剤によって、血友病患者ら約2,000人近くがHIVに感染し、400人以上が命を奪われている、いわゆる薬害エイズ問題はあまりにも悲惨というほかはありません。昭和60年当時、HIVに感染した人の半数以上が17歳以下の子供たちだったと言われております。まさに大人たちの手によって子供たちが被害を受けたのであります。この子供たちは、当時のエイズの差別や偏見の強い中で、きちっとした医療も受けられず、権利も主張できないまま、それも、苦しみながら死んでいったのであります。最大の人権侵害を子供たちが受けたのであります。「毒薬を打たされて、死んでいった息子の気持ちがわかりますか。あなたも人の親でしょう。息子と同じ苦しみをあなた方も味わうべきです。」最愛の肉親を薬害エイズに奪われた家族の怒りの打ち震えた叫びのテレビ映像が、脳裏に残っております。HIVの感染ルートは、性交渉感染、母子感染、血液感染の3ルートとされており、このうち問題となっている薬害エイズは、血液による感染であります。血液製剤のうち、アメリカより輸入された非加熱の血液凝固因子製剤からの感染であり、子供たちにとって、また、患者にとっては何の罪も責任もありません。データが少し古いかもしれませんけれども、本年2月の厚生省の調べでは、エイズ感染者の総数は3,524人、そのうち、血友病患者の非加熱製剤投与による感染者は全体の51.2%の1,806人であります。また、発症者は全体で1,154人、このうち血友病患者の発症者は582人で、50.4%。さらに死亡者数は、全体で709人、このうち402人の56.7%が血友病患者でありました。HIVに感染した血友病患者らが、国と製薬会社を相手取って損害賠償を求めたHIV訴訟は、提訴から7年目にしてようやく和解が成立し、国や企業は加害責任を認め謝罪しましたが、これで一件落着ではありません。真相解明が進むにつれ、厚生省と製薬会社と研究者、いわゆる産・官・学の癒着の問題が次第に明らかになってまいりました。ミドリ十字社長等を殺人罪で告訴されたのを初め、最近では、安部元厚生省エイズ研究班班長を業務上過失致死罪、致死容疑で捜査開始と報道されております。  一方、去る5月、県内31カ所のエイズ治療拠点病院、診療病院を我が市立病院を含めて公表したことでもあり、市民の不安を解消する意味からも、一歩立ち入って質問いたします。  まず、血友病患者の診察例は、今までにありましたかどうか伺います。  次に、血友病以外の患者に、非加熱製剤投与の事例はあったかという問題ですが、新生児出血症や重い肝臓病の子供などの患者に対し、非加熱製剤を止血剤として投与され、エイズが発症しております。いわゆる第4ルートと言われる人たちですが。去る6月27日に厚生省は、全国約1,200の病院などを対象にした第1次調査を発表しました。それによりますと、投与した施設は292、投与患者は2,233人で、このうち、現疾患で7割の1,500人は既に死亡しております。 また、感染者は12人、感染者の7人が死亡、2人がエイズ発症とありました。また、抗体検査を受けているのは1割に過ぎず、今後、調査が進めば感染者数はさらにふえそうだとなっておりました。大体、潜伏期は10年ぐらい要すると言われております。昭和六十一、二年ぐらいまで非加熱製剤が使用された可能性があるということですから、そうするとちょうど今、10年目ぐらいですので、これからまだ第4ルートの感染者は発症する可能性があります。その人たちは、まさか自分がエイズウイルスに感染しているということを知らずにいる人たちが多いということであります。市立病院においても血友病以外の患者に非加熱製剤投与の経過を調査されていると思います。第9因子製剤、第8因子製剤ともに投与の事例があったかどうか伺います。  次に、薬害エイズ訴訟の被告ミドリ十字など5社より購入している医薬品の購入実績について伺います。年度別、金額等わかりましたらお示しいただきたいと思います。  最後に、ミドリ十字など製薬会社は企業責任をとるという形で社長の辞任や役員の減給などしておりますが、今後、国の第三者機関や司直によるさらなる徹底した真相解明と責任の追及がなされることを国民は注視し、期待しております。これだけの悲劇を発生させた薬品会社に対し、制裁、企業責任追及などを理由に全国自治体も納入拒否が続出しております。当市も医薬品の不買を通して、責任の追及をすべきと思います。ペナルティーを科すため、他社への代替が可能な医薬品については購入を停止すべきと考えますが、いかがか伺います。  次に、特定療養費について伺います。  国の診療方針が4月に改定され、開業医や診療所などの紹介状を持参した患者については、病院が本人から病院紹介患者加算料を徴収することができるようになりましたが、紹介状を持たない初診患者との間で不均衡が生じるため、紹介状を持たない初診患者からも特定療養費を請求できる制度ができ、県内自治体病院では初めて共立湖西総合病院が特定初診料として1,000円徴収することになりました。病院紹介患者加算料は、初期治療に当たる診療所などと高度で専門的な治療をする病院との機能分担や連携を図るのが目的とされ、全国自治体病院協議会では1,000円から2,500円の徴収が望ましいとしておりますが、各自治体病院では年内に条例改正して導入に踏み切ると聞いております。問題は、患者にとって新たな負担増となり、ひいては来院患者の減少につながらないか。また、当市では病診連携システムも軌道に乗ってきており、それにも影響しないか懸念されるところであります。一方では、病院経営は厳しい状況にあり、一般会計からの補てんも結局は市民負担であります。この辺のことを考えるとどう判断すべきか議論の分かれるところでありますが、どう議論されておりますか、今後の方針について伺いたいと思います。  3点目は、院外処方せんについてであります。この件につきましては、昨年八木議員が質問され、私も過去何回か質問しておりますが、改めてお伺いいたします。  厚生省は今日まで医薬分業を進めようとしてきましたが、赤字経営が多い自治体病院では、差益の出る薬局は手放したくないというのが事実上だったと思います。しかし、ここへ来て、相次ぎ薬価基準の見直しで差益が少なくなり、自治体病院も院外処方せん、いわゆる医薬分業に切りかえざるを得なくなってまいりました。また、さきの質問に関連いたしますが、薬害エイズ問題をきっかけに薬害が改めてクローズアップされてまいりました。そうした背景もあり、近隣の病院も含め、県内でも院外処方せん方式にかえつつあります。市内の開業医院も院外方式になってきております。前から言われるように、分業のメリット、デメリットは病院、患者側にあるわけですが、最近の傾向、あるいはまた経営上から考えても具体的な検討の時期と考えます。一方、病院の方針が出れば薬剤師会も準備ができます。院内に検討委員会などを設置し、一部でも外へ出すなどの方針を考えるべきと思います。改めてこの点伺いたいと思います。  次に、大きな2点目、学区について伺います。  この問題は私も含め山本議員、森議員からもかつて質問が出ておりますが、それだけ藤岡にとっては大きな、そして深刻な問題であります。御承知のとおり、藤岡小学校は団地の学校として昭和49年に開校されました。開校当時は518名15クラスでした。そして、昭和55年のピーク時は687名18クラスでしたが、それ以後、児童数は減少の一途をたどり、現在では263名10クラスに減ってしまいました。児童数においてはピーク時の約4割です。団地の学校という特殊性から多少の減少は予想はしましたが、まさかこんなに減るとは思いませんでした。いわゆる少子化による減少が輪をかけた結果になってしまいました。1学年1クラスの時代を迎えてしまい、今では実学級数10に対し、余裕教室11で余裕教室の方が多くなってしまいました。一方、隣接する葉梨小学校は現在藤岡小学校に比べ、児童数では2.5倍の664人、学級数では倍の20クラス、近年の児童増加に対応して増設を図っております。また、通学距離ですが、藤岡小学校へ行った方が近いという葉梨小学区が隣接しております。だれが考えても何とかならないのか。他市から転入した人もなぜ目の前の学校に行けないのかという疑問が生じております。あまりにも極端な減少ですので、今回取り上げたところであります。  それと、実は私の近くの女池ケ谷団地造成が、つい先ごろ二十何年ぶりにやっと関連工事の起工式が行われました。この造成地は御承知のように、藤岡団地へ突き出た山であります。この予定地、実は今のところ葉梨小学校学区であります。何もアクションを起こさなければ、藤岡小学校の校門の前を通って葉梨小学校へ行かなければなりません。そのこともあって、今回あえて質問しているところであります。通学区域は地域の歴史的経緯を踏まえて設定されていると思います。それを無視することはできませんが、藤枝市における住宅地開発は清里、サニーヒルズ、三ツ池、女池ケ谷と、この下薮田・中薮田地域がもっとも進んでおります。また、この地域の道路も国1バイパスの関連で整備され、今後も第二東名絡みで一層整備されると思います。河川も整備されました。この地域は今後さらに変わると思います。このたびの後期総合計画にも児童生徒の偏り傾向が住宅地開発地域などに見られるので、地域の実情を十分研究し対処していくとあります。要約して伺います。藤岡小学校、葉梨小学校に関しては教育効果上の適正規模、通学距離など不均衡が生じております。また、学校経営上や教育施設の有効活用上も問題であります。この際、抜本的に見直しを図る時期と思います。もちろん地域の理解を得ることも必要ですが、まず、教育委員会がアクションを起こしてほしいと思います。藤岡小学校、葉梨小学校だけでなく、水守地区や他の学校にもこうした問題があります。住民のコンセンサスを得ることも必要です。そのために時間がかかってもやむを得ないと思いますが、将来予測を踏まえた上で抜本的で適正なる対応を期待し、教育長の所見を伺いたいと思います。加えて学区は自治会・町内会単位が優先とする設定基準に思えてなりません。学区は変わっても自治会・町内会運営には支障はないと思います。この設定基準答申から10年近くたっており、時代にあった内容にするため再諮問すべきと思いますが、この点についてもいかがか、お伺いいたします。以上、2点についてよろしくお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。病院長。           (登       壇) ◎病院長(阿曽佳郎君) 日ごろから病院のことに何かと御関心をお寄せいただきまして、また本日は大変貴重な御質問をいただきまして、お礼申し上げます。  エイズの問題について、病院がどういう対応をしているかということでございますけれども、一番目の診察例は今までにあったかということでございますが、今までたしかございました。しかし、患者が非常にプライバシーを尊重してくれということを申しておりますので、この点についてはちょっと御勘弁いただきたいと思います。  それから、第2番目の血友病以外の患者に非加熱製剤の投与事例があったかということでございます。牧田議員も御指摘になりましたように、非加熱製剤というものには、第8因子あるいは第9因子というもの、その他のものもございますけれども、当医院のカルテを調べた限りでは使用の危惧はございません。  それから、加害エイズ訴訟の被告5社より購入している医薬品の購入実績でありますが、これにつきましては、昨年度のものについて調べてございます。被告は5社でございます。  まず、ミドリ十字29品目で金額は3,878万円でございます。それから2番目はバイエル薬品これは23品目でございまして、金額は5,886万円でございます。3番目はバクスター株式会社21品目で3,481万円でございます。4番目、日本臓器製薬4品目で292万円でございます。第5番目に化学及び血液療法研究所がございますが、ここからの購入はございません。  次の御質問として、この5社に対するペナルティーとして医薬品使用停止などについての取り扱いはどうするかということでございますが、これも慎重に当然考えなければいけない問題でございます。私どもといたしましては、5社の製品を特に使用している患者もございます。また、各医師の考えもございますので、今後の訴訟の推移、あるいは厚生省の指導あるいは各医療機関の対応を見ながら検討していきたいと考えているところでございます。以上が、エイズの問題に対するお答えでございます。  それから、2番目の特定療養費の徴収ということですけれども、これは特定療養費というのは、御存じない議員の方々もいらっしゃると思いますので、御説明申し上げますと、平成8年度に診療報酬の改定がございました。それで200床以上の病院へ患者が来る場合、特に紹介状を持たない初診の患者に対して、新たなる特別な費用として特定療養費を請求できるということを厚生省から指導があったわけでございます。これはとりもなおさず、病院の機能分担ということが大きな目標でございます。機能分担ということは、既に数年前から厚生省が大きく推進しているところでございまして、機能分担によって何がよくなるかと言えば、それは当然、患者に対するサービスがよくなる。それから、もう一つは医療費の低減につながるということを言っているわけでございます。それについては、いろいろと先ほど牧田議員からも御指摘がありましたように、患者にとってかえって不便だというようなこともございまして、必ずしも厚生省の意見に皆さん賛成しているわけではございません。ただ機能分担ということに関しては、私どもも一応、その効果というものは認めないわけにはまいりません。ということで、こういって特定療養費の徴収ということもいずれ行わなければいけないとは思っておりますけれども、現在のところ行っておりません。ちなみに6月20日現在、県内でのこの制度による料金を請求している病院は国立病院が5病院、市立病院3病院、自治体病院1病院ございます。料金もそれぞれの病院で決定できるということで、400円から2,500円というさまざまなものであります。今も申し上げましたように、実施している病院もなお皆さん慎重に考えて少ないわけでございますので、よく近隣の病院とも調整をとりながら、この件に関しては決めていきたいと考えているわけでございます。以上が、特定療養費徴収に関するお答えでございます。  それから、3番目の院外処方せん、医薬分業のことでございます。これも患者に対するサービス、先ほど牧田議員が申しておりました薬害を予防するというような上では大いに役に立つものでございます。したがって、私どもとしてもこういうものを推進していくことに賛同はしております。ただ時期的な問題として皆さん、これを実施する場合には十分に患者、市民の皆さんに御理解をいただかなければいけないということもございまして、そういう準備期間を十分つくって、あるいは私ども病院関係者も専門部会を設置して、病院の中でも十分討議する、あるいはまた薬剤師会と病院との討議ということも必要ですので、今、鋭意それらの準備を進めているところでございます。したがいまして、これがいつ実行されるかということは、今のところはっきり申し上げられませんけど、近い将来に行われるであろうということを申し上げて、私のお答えとさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大井市郎君) 教育長。           (登       壇) ◎教育長(森茂巳君) 牧田議員の質問にお答えいたします。  御指摘のように、団地の造成や少子化などの影響により学校規模の変化があらわれております。新団地入居による通学時間、または学校施設の有効利用上の上からも通学区域について抜本的に見直してはどうかという意見も一部にありますが、児童生徒数及び学級数の推移を見ますと、大団地造成地区を除いて現在をピークに徐々に減少していくものと思われます。したがいまして、今後につきましては状況の変化を考慮し、昭和62年度に通学区域審議会から答申をいただきました通学区設定基準の見直しをも含めて検討していかなければと思っているところでございますので、御理解願いたいと思います。 ○議長(大井市郎君) 牧田五郎君、よろしいですか。25番 牧田五郎君。 ◆25番(牧田五郎君) ありがとうございました。若干意見や再質問させていただきます。  薬害エイズ問題でございますけれども、あまり立ち入った質問はこの際本人のプライバシー、あるいは病院の信用ということにもかかわりますので、今後はぜひ血液検査を含めて、最善の努力をしていただきたいということをお願いしておきます。  それから、医薬品の購入実績でございますけれども、かなりの金額でまた数量もあるようでございます。昨年の実績をお知らせいただきましたけれども、全体で薬品費たしか20億円余になろうと思います。これだけ今5社だけ計算してみますと、1億円余の金額になろうと思います。量としてもかなりの量、また金額になっているかと思います。この点については立ち入って質問させていただきますけれども、今、問題になっておりますミドリ十字社のクリスマシン、これが一番血友病あるいは血友病以外の患者に投与された種類で最も大きな、量的にも全国的に広まっている薬品でございます。具体的にミドリ十字社からこのクリスマシンを購入されているかどうか、この点細かい点ですのでおわかりになったら教えていただきたいと思います。  それから、ペナルティーの問題でございます。慎重に今後の推移をみたいということでございますけれども、御承知のとおり、毎日のようにこのミドリ十字社に対する国民からの批判が載っております。私は少なくとも当分の間、代替がきく薬は停止すべきと、先ほど申し上げましたけれども、改めてこの点は申し上げておきたいと思います。  川崎市の例は今世紀中は購入停止を解除しないと、こういう自治体もございます。今世紀中と言ってもあと4年でございますけれども、そういう自治体もございます。きのうもたしか新聞に載っておりましたミドリ十字社の8割の社員が、会社の無責任体質を指摘しているという記事が載っておりました。従業員にですら信用されていない会社といいますか、そういう極端な表現になっておりましたけれども、こういう背景もございます。そんなことから当分の間は代替がきく薬は購入を停止してほしいと、改めてお願いをさせていただきます。  特定療養費についてはわかりました。医薬分業でございます。何度も質問をいたしまして、恐縮ですけれども、今回も取り上げさせていただきましたが、この点について若干申し上げさせていただきます。近い将来ということでございますが。既に島田市立病院まで医薬分業が進んでまいりました。御承知のとおり、西部地区が非常に盛んでございまして、とうとう志太地域にそういう病院も発生してきました。実は、島田市立病院の登録薬局がこの藤枝市内の薬局に11店舗あるそうでございます。島田市の病院の薬を藤枝市の薬屋が調合していると、こういう状況でございます。そんなような状況でございますので、地元は一体どうなっているだというような質問が当然出てきます。そんなことで、非常にせっぱ詰まったような感じがいたします。とりあえずは希望者に出すということも可能ですし、また数カ月かけて、先ほども答弁がありましたとおり、市民のPR、理解が必要でございます。こういった準備も必要でございます。そうした具体的な方針を早急に出すべきだと思います。島田市の例をもう少し申し上げますと、当初はやはり心配した一面があったんですけれども、いざ分業をしてみると大変いいアンケート結果が出ていると、思ったほど不便ではない35%、便利になった39%、両方を合わせると74%です。全く分業にして悪い結果というのはわずかしかなかったと、ほとんどの方がよかったと、いい結果が出ているそうでございます。  それと先ほどの薬害の問題ではございませんけれども、分業した場合は薬局で懇切丁寧に説明をしてくれます。してくれたかどうかという質問に対して、86%がよく説明してくれたという結果が出ております。病院長御承知のとおり、今、インフォームドコンセント、あるいはゲット・ジ・アンサーということが非常に大事になってまいりました。要するに説明と同意でございます。これが非常に大事になってきた背景で、こういう点で非常によく説明をしてくれたという島田市の例が出ております。それから、ファックスで当然やるわけですけれども、82%の人がもう行ったら薬ができていたと、こういういろんなアンケート結果のいい結果が出ているそうでございますので、慎重もいいと思いますけれども、できるだけ早く検討委員会を設置して、準備を一層進めてほしいと、ここは要望しておきます。よろしくお願いいたします。  それから、学区の問題でございます。設定基準見直しを含めて検討していくということでございます。ぜひ今の時代にあった見直しをぜひお願いしたいと思います。一番やはり学区で問題になるのは、地元の了解というのがいつも壁にぶつかってしまいます。自治会、町内会単位という、そこでいつも壁にぶつかって、こうあるべきだけれどもということでみんないろいろ努力するんですけど、最後は自治会、町内会また昔からの地域の関連ということでだめになってしまったわけでございます。過去にも森議員、あるいは山本議員もこういうことで何度も質問しましたけれども、結局はそうした大人たちの思惑といいますか、そんなことでだめになってしまうような、そんなふうに思えてならないわけでございます。一番大事なのは子供たちを中心に考えることだと思います。それとやはり教育効果のある適正規模、それから安全対策、これが最優先すべきだと思います。地域も大事ですけれども、地域は私は二の次ではないかというふうに思っておりますので、そういう観点に立ってぜひ抜本的な対策を、見直しをお願いしたいと思います。若干質問させていただきます。  三ツ池の造成が今始まりました。女池ケ谷も始まったわけですけれども、三ツ池も今始まったばかりでございます。この点については今のところ葉梨小学校区でございますけれども、今言ったように、距離、規模等から三ツ池の造成地も藤岡小学校に入れるべきだと思いますが、この点について確認をさせていただきたいと思います。  それと今後の宅地造成が下薮田方面以外にもだんだん造成されると思いますので、そのときは順序としてどこで学区のことが絡むのか、どこで決めるのか、審議会にかけるのか、あるいは各部で持ち回りといいますか、合議で学区というのは決まっていくのか。また、もう既に学区というのは藤枝市内全域線が引かれておりますので、既成の事実としてここはもうこの学区だというように帳面上では決まっております。それを形だけで決めていってしまっているんではないかというような気がするわけでございます。今後は新しい団地ができる場合は、地元はもちろんですけども、周辺の自治会とか関係者を含めて、話し合いをもってほしいとこういうふうに思います。例えば、審議会に地元の議員とか関係者、あるいは周辺の自治会とか関係者を参考人として呼ぶとか、すべて審議会におまかせということではなくて、その周りがどんな状況になっているかわかりませんので、周りの皆さんの参考意見を聞くというような審議会のあり方も期待しているわけでございます。その辺ちょっと今言ったように、今までの決め方、今後の決め方について要望しましたけれども、その辺改めてお答えをいただければと思います。以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。病院長。 ◎病院長(阿曽佳郎君) 御質問ありがとうございました。  第1点目のミドリ十字のクリスマシンを購入したかどうかということになりますけれども、当院では調べたところ「ない」ということでございます。  それから、第2点目のペナルティーのことをもう少ししっかりやれということのように受けとめましたけれども、メディアの方からいろんな報道があるということはよく存じ上げていますけれども、あまりメディアを信用するとたまにひどい目に遭うこともありますので、この点に関しては十分慎重にやらなければいけないと考えております。  それと医薬分業の重要性はよく強調されているというところでございますけども、何よりも一番重要なことは一般の皆さんへの周知させるということだと考えております。いい点も多々ございますけれども、ある場合には患者から「病院だけで済んでいたのがまたよそに行かなきゃあいけないのか」ということでクレームが来ているということも知っておりますので、それぞれすべてのこと、いい点、悪い点があるわけでございますけれども、なるべくいい点が多く出るような方向で検討していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 教育長。 ◎教育長(森茂巳君) 再質問の2点についてお答えいたします。  三ツ池の造成が始まっているということでございますので、学区は藤岡小学校かというようなことでございますけれども。現在のところ三ツ池の地区は葉梨小学校の学区でございます。  2点目の審議会の状況でございますけれども、通学審議会に教育委員会が諮問をして、教育委員会で学区を決定することになりますが、この審議の過程でただいま伺いましたようなことも全部考慮してやっていかなければ、学区の問題というのは非常に難しい問題が絡んでおりますので、ぜひともそういう問題を解決しながらやっていかなければいけないというように思っておりますので、地元自治会等の意見も聞くつもりでございます。しかも、この問題につきましては、葉梨と藤岡学区だけの問題になるとは限りませんので、そういうような面も考慮に入れながら、やっていかなければいけないというように思っているところでございます。 ○議長(大井市郎君) 牧田五郎君、よろしいですか。25番 牧田五郎君。 ◆25番(牧田五郎君) わかりました。  最後に要望になろうと思いますけれども、学区については、もう申し上げるべくことは全部申し上げたつもりでございます。ぜひいろんな角度から慎重にできるだけ抜本的な対策をお願いしたいと思います。いつかこの抜本的ということを見直すということをやる時期といいますか、タイミングが必要だと思います。そうした意味では今がちょうどそういうタイミングではないかと、このタイミングを外すとまたなかなか難しくなってしまいます。そういうタイミングというものを今のときにとらえて、ぜひできる限りの見直しをお願いしたいというふうに思います。  それから、三ツ池は葉梨小学校ということでございますけれども、これもやはり自動的に葉梨小学校というふうに決まってきたというふうに思えてならないわけでございます。これもいろいろな角度から検討された結果、葉梨小学校ということでよろしいですかね、もう地図から、初めっから決まっているものですから、葉梨になっていくというような嫌いがあるんじゃないと思えてならないわけですけど。この三ツ池についても通学審議会にかけてまたいろんな角度から意見を聞いて決めたのか、くどいようですけど重ねてお伺いいたします。ともあれ、ぜひ抜本的な見直しをお願いを申し上げて質問を終わらせていただきます。1点だけお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。教育長。 ◎教育長(森茂巳君) 既存地区の学区につきましては、現在決まっている学区で判断をしておりますので、三ツ池の地区は現在の学区でいきますと葉梨小学校学区でございます。平成5年のときに三ツ池、サニーヒルズ、清里の団地の造成というような事柄で検討をしたわけでございます。小学校が近いということで藤岡小学校の方に入れますと、中学校が今度は遠くなるという実情がございます。中学校は下薮田は葉梨中学校、その他は西益津中学校というようになっておりますので、これをどういうように分けるかというような問題が起きてまいります。そうしますと、近いということでやりますと、藤枝市内に境界地で近いところが非常にたくさんございますので、あそこだけをというような形ではいきませんので、そのときに検討いたしましたけれども。現在の学校規模でいきますと、平成10年までは大体現状のままで、学校の規模を多少教室増をするだけでできるということで、平成11年になりますと葉梨小学校、葉梨中学校ともに拡張をしなければいけない、教室をたくさんつくらなければいけないというのが、予想でございましたけれども。現在のところ平成11年では人数的に言いまして、私どもの平成5年度の予想では、小学校が110名ふえて、中学校が51名ふえるという予想でございましたけれども、現時点では小学校が49人、中学校が18人というような形で造成の遅れ、あるいは土地の購入等の関連でもって遅れていますけれども、一応、平成11年からが問題だというように考えていますので、それまでに対応をしなければいけないというように考えているところでございます。 ○議長(大井市郎君) 牧田五郎君、よろしいですか。 ◆25番(牧田五郎君) わかりました。 ○議長(大井市郎君) それでは、次へ進みます。18番 杉森十志雄君。           (登       壇) ◆18番(杉森十志雄君) 通告に従いまして、今回3点について市長並びに病院長に伺います。  質問の第1は、二期目を目指す八木市長の政治姿勢について伺っていきます。  5月26日に執行された市長選挙に対し、「公平、公正、市民こそ主人公でわかりやすい市政」を基本理念として、4年間行政執行してきたと自認して当選しました八木市長に対しては、唯一、候補者を擁立して戦った日本共産党藤枝市会議員団を代表して、端的に伺います。  第1に、今回は自民党を含めた万全な体制の中で3万4,677票の得票結果について、得票率では78.5%でありますが、有権者9万4,892人から見れば37%であります。前回より2票減というこの結果についてどのように受けとめているのか、まず伺っていきます。  第2に、二期目を目指す市長の就任あいさつでは、「公平で誠実な市民主役の推進と12万7,000市民の信頼と期待にこたえる」と言っておりますが、うそのない市民本意の市政を願い立場から具体的に伺います。  その1として、情報公開についてであります。市長交際費の支払い先について個人のプライバシー保護のもとに非開示されておりますが、改善するかどうか伺います。また、閲覧料については1件150円になっておりますが、本来行政情報は、主人公である市民の共有財産であります。無料にすべきと考えますがどうか。個人情報保護条例についてはいつまでにするか伺います。次に、その2として、税金のむだ遣いにつながる参与制度の廃止についてであります。60歳の定年制が条例化している中で、58歳になると部長参事については若年役職定年制を導入し、後進に道を譲るという美名のもとに八木市長になってから県下21市の中で、最初に進めてきました問題であります。藤枝市と焼津市だけであります。今回は、藤枝市参与という肩書きで市役所本館4階に参与室まで設けて、部長会、指名委員会、庁議にも出席するという変則な制度上になっておりますが、多くの心ある職員からは不平不満があり、即刻改善すべきと考えるがどうか、伺います。  質問の第2は、市民不在の県立武道館についてであります。平成15年の国体に向けて仮称駅南小学校用地に県立武道館を誘致する方向で進めておりますが、仮称駅南小学校用地は駅南地区の区画整理事業を進める目玉として、当時、行政側が先行取得して確保した尊い用地であります。志太病院跡地利用を考えたときには一体的活用を欠かせず、こうした立場から端的に伺います。  第1に、市長選挙で発行した「飛翔の会」の法定ビラ1号では、「4,000人が一度に入れる県立武道館」、「コンサートもスポーツも何でも来いのビックホール」と、「ここが藤枝にぎわい興しの中心だ」と大宣伝したのであります。これは八木市長の政治団体の発行したものであり、市長の責任ある答弁を伺います。  第1に、4,000人が入れる県立武道館という点について、県当局の方針は具体化されているのか明確に伺います。第2に、現職市長として法定1号ビラとした文書に責任を持っているのか。第3に、関係住民の理解と合意は取ってあるのか。  次に、仮称駅南小学校用地の活用の目的を変更する場合は、当然駅南区画整理事業にかかわった多くの関係住民の理解と合意が前提と考えます。今日、こうした手続も取らないで強行する市民不在の県立武道館の誘致は変更して、総合運動公園内に誘致すべきと考えるがどうか、伺います。また、市民の要望にこたえる志太病院の跡地利用を考えたときに、仮称駅南小学校用地との一体的活用は欠かせないと思います。どう考えるか伺います。  質問の最後に、藤枝市立総合病院の充実についてであります。ことし4月1日より診療報酬改定に伴い、病床数200床以上の病院について、初診料プラス特定療養費として徴収できるように改革されました。特定療養費の徴収については、先ほど牧田議員の質問の中で、病院側から答弁がありましたが、若干、私なりに伺っておきます。  徴収する考えか、まず再度伺っておきます。また、特定療養費を徴収しないからといって罰則規定はあるのかないのか、伺います。  第2に、入院時の給食材料費について、母子世帯等低所得者層について無料化したらどうかと思いますが、どうか伺います。  第3に、8階の療養型病棟について、3カ月経過した今日の状況に立って伺います。第1に、4月以降の運用状況についてどうか。第2に、患者本位の看護体制になっているか、無理はないか伺います。第3に、リハビリ施設は8階にも開設されているが運用状況はどうなっているか。第4に、6カ月単位にして運用されていますが、受け皿のない患者対応については弾力的に運用されるのか、その点について伺います。大変細かい点まで通告しておりますので、明解な答弁をお願いします。 ○議長(大井市郎君) ここでしばらく休憩いたします。                         午前10時28分休憩                         午前10時40分再開 ○議長(大井市郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(大井市郎君) 一般質問を続けます。  杉森十志雄君の質問について当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(八木金平君) 杉森議員にお答えいたします。  初めに、さきの市長選挙結果についてのお尋ねでありますが、得票数は有権者数と投票率に大きく左右されるものであり、今回の選挙結果は前回と比べて有権者数は6,800人余の増、投票率は25.92ポイントの低下という状況で、私の得票数は前回とほぼ同数でありました。投票率が大幅に低下したことはまことに残念でありますが、選挙管理委員会を初め、皆様方の懸命な啓発活動には心から感謝申し上げます。結果については厳粛に受けとめており、市民の皆様方の投じた1票の重さを肝に銘じて誠心誠意市政執行の重責を全ういたす所存であります。
     次に、情報公開に関する御質問についてお答えいたします。市長交際費の支払い先については、個人情報保護の観点から非公開とし、閲覧手数料については受益者負担の観点からまた手数料徴収条例との整合性と合わせ有料としたものであります。個人情報保護対策に関する条例等を策定するに当たりましては、従前の規定の調整を図りつつ検討する考えでありますので御理解をお願いいたします。  次に、参与制度についての御質問でございますが、御案内のとおり、この制度は平成6年度より人事の停滞の防止、有能な人材の早期登用、組織の活性化を図るため実施しているものであります。しかし、今後においては定年制度、再雇用制度の動向や年金支給開始年齢等の制度問題と合わせ対応していく考えでございます。  次に、2番目の県立武道館についての御質問にお答えいたします。  第1点目のさきの市長選挙で発行した法定ビラにおける県立武道館の表現でありますが、これは平成15年に開催される静岡国体の競技会場として本市ではサッカー成人、剣道、ライフル射撃の3種目の開催地となり、剣道は県立武道館で開催されることに決定されるに当たり、誘致を求める立場から県立武道館に対する私の強い思いを表現したものであります。本年度、県において調査費が予算計上された段階であり、現時点では具体的な施設内容は明らかになっておりませんが、今後県当局における基本計画などの作業に合わせて施設内容などを要望してまいりたいと考えております。県立武道館の建設予定地として駅南地区の小学校予定地を候補地としましたが、建設される武道館については、他の県にはないよりよい施設を、また多目的な利用が可能な施設として地元駅南地区の方々の要望を踏まえながら私の考えを掲載したものであります。県立武道館候補地は、JR藤枝駅に近く大変交通の便もよく駅南地区の中心地でもあり、また市立志太総合病院の移転により駅南地区における地域活性化の核となる施設の立地から地元の皆さんからも強く求められてきておりまして、このたびの県立武道館の誘致に取り組んできたところであります。今後地元の皆さんの御理解をいただく中で、県立武道館が地域の方々に親しまれ、駅南地区の核となる施設であるようその施設内容や活用方法について地域の方々とともに十分御相談申し上げ、関係方面に要望してまいりたいと考えております。  次に、2点目の総合運動公園内に誘致すべきとの考えについてでありますが、県立武道館については県内唯一の施設をこの志太地区に誘致したもので、候補地として藤枝市に設置していただくよう志太3市2町が協調して志太地域の中心でもある藤枝駅南地区を候補地として誘致した経緯もあり、藤枝総合運動公園については、公園基本設計に基づいて事業を進めてまいりたいと考えております。  次の志太病院跡地との一体的利用についての考えでありますが、藤枝駅南口は志太榛原地域の玄関口としての土地利用が期待されているところであり、病院跡地など駅周辺の土地利用を長期的、総合的に検討していかなければならないと考えており、駅周辺のにぎわいゾーンを形成し、都市的集客機能を高めるためにも県立武道館の建設を進め、今後病院跡地等の土地利用についても相互に関連して有効な活用が図れるよう研究してまいりたく考えております。  残余につきましては、病院長よりお答えいたします。 ○議長(大井市郎君) 病院長。           (登       壇) ◎病院長(阿曽佳郎君) 市立病院のことに関しまして杉森議員に細かい御指摘をいただき、また御質問いただきましたことお礼申し上げます。  まず、1番目の特定療養費の徴収のことでございますけれど、徴収するかどうかという問題でありますが、先ほども申し上げましたように一番重要なことは皆さんに周知するということです。何のためにこのお金を徴収するのかと。病院の機能別化、そしてそのことによる医療費の低減、あるいは患者へのサービスということがもとになっているわけでございます。その辺のところを十分説明した上で、そしてまた近隣の病院ともよく話し合いをした上でこれについての決定したいというのが私の考えでございます。  その次に、特定療養費を徴収しなくても罰則規定はあるかということでございますが、罰則規定はございません。ただし、料金を定めて徴収する場合、または変更しようとする場合には県知事にその都度報告する義務がございます。  2番目の問題でございます。入院時の給食材料費について母子家庭等、低所得者層は無料にすべきとの御質問でございますが、現在、住民税非課税世帯で入院日数が90日までは1日450円、90日を超える入院の場合は1日300円、住民税非課税世帯で老齢福祉年金を受けている人は1日200円と軽減措置がとられております。また生活保護、精神病、結核の処置入院、小児慢性特定疾患や特定疾患としての難病で入院している場合、この場合には福祉施策として公費で負担しておりますのでよろしく御理解いただきたいと存じます。  それから、3番目として8階の療養型病棟に対する御質問でございますが、8階の療養病棟は御存じのように患者の日常生活の自立を目指し、在宅復帰のためのケアを中心とした病棟で病気や障害と共に生活できる環境づくりを心がけているわけで、当病院としても新しい試みであることは既に御報告申し上げたとおりでございます。去る4月に60床開床してきまして、各患者の主治医と治療方針を相談し、看護体制等を調整した後8人の患者の受け入れから始め、現在約20人の患者が入院生活を送っております。それが4月以降の運用状況でございますけれど、この件に関する2番目の御質問として、患者本位の看護体制になっているか、無理はないかということでございますけれど、この病棟のスタッフは内科系の医師が1人、外科系の医師が1人、看護婦10人、看護助手10人の合計22名であります。したがって、現在の患者数は定床数の半分に満たない状態でありますので、看護体制にも余力があり、患者本位の運営ができております。今後引き続きこの病棟の特徴を生かし、患者の自立のための活用をしていきたいと考えております。  それから、3番目の御質問でこの病棟でのリハビリテーションはどうかということでございますけれども、当初の計画どおり、それぞれ患者において食事介護を中心に自立した日常生活を目指し単純なリハビリテーションは理学療法士、作業療法士等のリハビリテーション従事職員が病棟に出向きいたしております。また、複雑なリハビリテーションあるいは専門器具を用いなければならない場合には1階のリハビリテーション施設を利用するなどそれぞれの患者に応じて調整をとりながら順調に運営を図っております。  それから、入室が6カ月単位として運用されているようだが、受け皿のない患者にも十分対応するようにということでございますけれども、この病棟についても当然入室基準というようなことを定めてございます。御指摘のとおり、適切な病棟運営のためにも入室基準あるいは退室基準を設けてありまして、大体退室の基準としては最高6カ月ということに目安を置いております。しかし、その運用につきましては、当然家庭的な状況もございますし、患者個々の状況に応じて十分協議しております。決して画一的なものでやっているわけではございませんので、どうぞよろしく御理解いただきたいと存じます。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 杉森十志雄君、よろしいですか。18番 杉森十志雄君。 ◆18番(杉森十志雄君) 市長に最初の1点目の問題の点で再質問を何点かしたいと思います。  市長、今度の選挙結果については厳粛に受けとめるというようなお話がありましたが、唯一戦った日本共産党の浅羽候補に対しては9,499票と、得票率が21.5%と大変短期間でありましたが、投票した5人に1人は投票していただいたとこういうような形の中でまだ全有権者から見ると市長の得票率37%という形は、ある意味では厳しい市民の批判というように見れるんじゃないかと思うんですが、この結果について謙虚な受けとめをされるかどうかこの点についてもう一度伺っておきます。  それから、2点目の問題について市民主役、公平で誠実、大変言葉よく使いますが、交際費の食糧費の公開、官官接待等含めたときにやはり市民の税金であり公金だと思うんです。最近、東京都において東京地裁でこの食糧費の非開示の問題について裁判闘争になってこれは公開するというのが正しいというそういう判決も出て今日司直の点でまだ争いがあるようですが、基本的な流れは市民の税金、公金の扱い方の問題です。ですから、その辺の立場に立ったときにここは率直に改善するというのが市民主役というならば主役である市民が望んでいることですから、ここはきっぱり改めるのが適切だと思うんです。ですから、そういう意味でどうなんですか、市長。再度伺っておきたいというように思います。  それから、特命参与の問題について伺っておきたいと思います。これについては後進に道を譲るとかいろんなことを言われてますけれど、私が先ほど指摘したように庁議とか部長会とか指名委員会とか出席するという藤枝市参与の立場の人は処務規定等そういうことから見てもそういうところに庁議、部長会、指名委員会に何で現職部長でない特命参与が出席するのかそういう処務規定なり規則なりというものがあるのか、ないのか。そういう状況の中でこういう変則的なことは全く根拠のない対応だと思うんですが、この問題については即刻改善すべきと思うんですが、どうなんですか。それから、行政組織機構から言っても部長と助役の間に藤枝市参与という特命を受けた中で業務を行うという形の中で設置してきたようですが、現在の三役というのは無能なんですか。現部長と助役との間になおかつこういう特命参与を置くということは、心ある市民またはいろんな考え方の中では大変憂いているのは現三役はじゃあ無能なのかと。こうやっぱり映るという大変に痛烈な心配があるんです。それから、公平な市政執行を志すという市長のお気持ちからいった場合に、現部長には若手を投与しその能力を十分にその場で発揮してもらうという立場から見たときに、心もとないという信用できない、それだけの能力がないというようなふうなとらえ方になってしまうのか。そこに大変公金の問題ですから税金のむだ遣いにもつながってくるということになるわけで、この点について率直に市長、今の三役は無能だと。現在の部長組織の部分はそれだけの資格と能力がないと、不安でたまらないと。だからこういうものをあえてするんだというように考えるのか、そうでないとするならば即刻これは改善するというのが本質だと思うんですが、その辺について再度ちょっと伺っておきます。  それから、県立武道館問題についてちょっと伺っておきます。市長の大変強い思いを表現したものだと、「一大ホールでにぎわい興し。4,000人が一度に入れる県立武道館。コンサートもスポーツも何でもこいのビックホール。君がイベント仕掛け人になるかも自由。駅から3分。駅南商店街がスイートスポット。そしてここが藤枝にぎわい興しの中心だ。」これは、飛翔の会の市長選挙の法定届け出ビラの宣伝文句なんです。これが、あなたが責任持って気持ちを強い願望だということになればこういう形で市長選挙を戦ってあなたは現職市長として恥ずかしくないんですか。あたかも実現しているように、できるように宣伝をして市長選に臨んでいる。公職選挙法にも言われているように公平なひとつなフェアなそういうものが言われているんですけれど、現職市長として公私混同も私は甚だしいと思うんですが、フェアな精神に大変欠けた問題だと思うんです、この表現。ですから、市民はもうできるのかと、できちゃっているのか、こういう方向か。私は県のある関係部署に大変これだけはっきりしたものを市長の責任政治団体が出した法定1号ビラですからね、市長選挙の。ですから、すぐ問い合わせました。そうしたら、県は平成8年度については県立武道館ですので、武道という専門館にするか、市長が今までちょっとお話があったような平成15年以降の活用等を考えたときに地域自治体等の御意見もあるだろうからそういう意味での方向性というまず基本的な方向を今煮詰めているときだと。そうして平成9年なり10年に基本設計なりそういう方向を十分に煮詰めていきたいというような形で一定の設計スケジュール的なお話は私は直接担当からも伺っているわけですが、これを見る限りそういうようにとれないんですよね。これが、市長あなた現職市長として戦う市長としてフェアな精神に欠けていると思うんです。これはあなたが責任を持ってやっているとしたら私は大変心外に思うんですが、こういうことをやることがあなたはフェアなんですか、その点について伺っておきたいと思うんです。それで市長の強い願望だというのなら仮に4,000人のホールを設置した場合、財政負担はどちらがとるのですか。そして、それだけのものをつくるとすれば当然駐車場等の問題等が伴ってくると思うんですが、それだけのものをどう考えた立体的な構想を用地的にも考えるんですか。それから、駅南小学校用地を私が言うまでもなく申し上げましたが、その用地については無償で提供するのですか、買収風になるのですか。その辺についてもあなたの強い願望ですので伺っておきたいと。そして、県立武道館は国体以降の活用は県下唯一の確かに県立としての武道館だと思いますが、この活用状況というのはどの程度として見込めるような形で考えているのか、県としても。国体以降武道館としての活用は。その辺もちょっと立ち入って伺っておきます。  病院長の方にちょっと伺いますが、特定療養費の問題についてはやはり私は市民負担につながる問題であるし、ようやくあそこに外来患者もなじみ、高台だとかいろんな問題を乗り越えながら医療関係者の中身による勝負の中で信頼と方向をつくってきているというのが今日段階だと思います。また、これだけ350億円からの投資したものがもっと今後将来にわたって12万、13万人の今後発展するだろう市民のとりでとしての様相と中身を持って私は発展させる、また対応しているそういう楽しみのある施設であるし、市民にとって大変もない宝物としての財産を運営されてるというよう確信すると思っているところです。そういう意味から見たときに、単純に見ましても例えば病院で先ほど言ったように95年度の初診患者総数約3万6,000人ですが、紹介状が10%程度ということで除くと3万2,400人くらいだと。例えば先ほどお話があったように平均すると400円とか1,000円とかいろいろありますが、500円徴収すれば1,620万円とか1,000円なら3,240万円とか1,500円にすれば4,860万円とか、2,000円にすれば6,480万円とかいうような形になるが、この欲しさのために本来的な役割を私は損失したのでは何にもならないというように感じがするので、その点については近隣等もということもありますが、やはり藤枝市立病院の本来持っている貧しき者、富める者もないものと厳しい科学の目という創立者の信念を考えたときに私はそれはやるべきではないというように思うんですが、その点について再度伺っておきたいと思います。  それから、8階療養型病棟問題について病院長が大変心労され、一つの方向性の中で運営の方向を出していることについては感謝を申し上げるところであります。弾力的な運営も考えているということのようですが。それで、現在段階では60床という状況という中でとりあえずは断定的にいろいろ見ながらやっている中で今20人、最終的には60人とあと40人というものが実態によっては入れるわけですが、そういう状況になってくる中で、現在の看護体制は私は最終的には実際60人という状況、60人まではいかないかもしれませんけれど、40人なり、50人なりという形の一つの方向になったときにはこの実態だけではなかなかいかないのではないかというような感じがするのでそのときには十分な無理のない対応としてその辺を受けとめる用意があるかどうか、当初60人で一応さっき言った22人の関係ですが、今20人だからある程度余力がありながら、しかし、実際は60人入れるところですので、今後看護体制がそうなったときに対応できるかというのが大変不安を感じる一因ですので、そのときには十分そういう対応する努力をされるかどうか、その辺について最初にひとつ伺っておきたいと思います。  それから、リハビリテーションの問題ですが、個々のそこの患者のケースバイケース、個々対応の中で行われているようですが、やはり本来的にはある意味では日常在宅へ向かうためにできるだけ慢性的な状況から、もう一つは自力残存機能そういうものを十分に訓練しながらある程度家庭へ十分に帰れるようなそういうフォローケア、こういうような目的から見ても8階におけるリハビリテーションというのはある意味ではきめ細かさも私は必要だと思うんで、だから個々の場合にはリハビリテーションの方へいろんな器具もあるし、それに応じたという形でおろすようですが、やはり8階のそういう性格から言っても、できれば療法士等も置いて今後ですけれど、そこはそことしてやはり患者が移動というのはそれだけのいろんな意味の苦労があるわけですからそこをやっぱり療法士等を置いてできるような改善はしていったらどうかと思うんですがその辺についてはどうなのか、ちょっと2点ばかり伺っておきます。よろしくお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 再質問にお答えいたしますが、数が多いのでもし落ちたらあとでまたお尋ね願います。  まず第1点は、選挙の結果を謙虚に受けとめているかということでありますが、すべてを含めて先ほど申し上げましたように謙虚に受けとめております。  それから、2番目の市民主役の個人情報の関係でありますが、これはくどいようでありますけれども、原則公開、できるだけ公開をしようということであの条例もできているわけでありますが、ただ個人情報の保護のそういう立場からあの御指摘の1点については非公開としているということを何回か申し上げておりますが、そういう趣旨でございます。  それから、参与の関係についてでありますが、参与につきましては先ほども申し上げましたように人材の組織の活性、有能な人材の早期の登用をひとつやっていこうという趣旨から平成6年から実施してまいりました。今御指摘がございました委員会への関係でありますけれど、実は庁議にはこれはオブザーバーとして出しているわけであります。それから、指名委員会は御承知のように委員会の規定が8名以内ということになって市長が指名をするということになっておりますので、この点で指名いたしているところであります。それから、部長会はこれはオブザーバーであります。特になぜこうしたかと申しますと、決して現部長、課長が無能だという考え方を持っておりません。大いに伸ばしてもらいたいという期待をしているわけでありますが、ただ今の申し上げました多くの課題があります中でそうしたスタッフとしてひとつ大いに力も出してもらおう、そしてそのためにはオブザーバーという形になっても活用していこうということでやっているわけでございます。したがいまして、その点はひとつ御理解を願いたいと思います。  それから、武道館の関係でありますが、これは先ほどから申し上げておりますように地元からも強い要望が出ておりますし、私自身もそういう強い思いを込めてこの実現のために何とかしていきたいという気持ちでありますので、そういうことであのような記事となったのでありますので、この点はひとつ重ねて御理解いただきたいと思う、それと同時にその実現のためにはさらに努力して皆さんと一緒になってひとつ努力してまいりたいというように考えております。なお、総合武道館の中身についてただ単なる武道館にするかしないかといういろんな御意見がまだ決定しておりませんが、私としては先ほど申し上げましたように、強い願いを込めて実は全員協議会の際にも総合武道館という表現でお話し申し上げたこともございますが、そういう大きな期待を実は持っているわけでございます。しかし、4,000人も入るということになると経費その他はどうかというお話もございましたが、これは県立武道館でありますのでぜひひとつ地元負担はなく県立でやっていただきたいという考えでございます。これらはいずれにいたしましても、これから基本計画が取り組んでいくわけでありますから、その中に反映していくようにひとつ議会の皆さんにも御協力いただいて実現に向けて努力してまいりたいと考えております。用地の問題につきましては、これはまだこれから議会の皆さんとも御協議すると同時に県ともこれから協議してまいりたいと考えております。それから、利用を武道だけでなくしてあと活用を一体どのように考えているのかということでありますが、まだその活用方法までは考えてはいないわけであります。これは今申し上げたように、総合武道館としてできるだけ利用度の高いものにしてもらいたいというように考えているわけであります。今、全国に武道館がありますが、非常に利用しにくい武道館もあると聞いておりますが、そういうことのないように、利用しやすいように、多目的に利用していただくようなそういう総合武道館的なものを建設していただきたいということで今お願いもしているところであります。これから具体的に基本計画に入るわけであります。大体、以上でお答えといたします。 ○議長(大井市郎君) 病院長。 ◎病院長(阿曽佳郎君) 二、三の再質問にお答えさせていただきます。  1番目は特定療養費を取るべきではないということでございますが、ごもっともな御意見だと思います。ただ私も先ほど徴収するとはっきり言ったわけではございませんで、徴収する場合には十分患者にこれの徴収しなければいけない理由を十分わかっていただいて、むしろ当然だというような御意見が出た上でそういうことをしたいということを申し上げたわけであります。単にその財源を得るためにとろうということではございません。もちろんこの市立病院は大変この市の宝でございますから、私はそれを預かっているという大変な重責を感じております。  それから、2番目の8階の病棟のことについてでございますけれども、60床の病棟に今20床だから看護体制も十分だろうと。60床、40床、50床になったらどうするんだと1番目はその御質問でございますけれど、今は徐々に患者をふやしている状態でございますから、看護の手あるいは医師の手も十分あることは申すまでもございません。ただこれがふえてきた場合に、私としてはむしろ徐々にならしておりますので、そしてまたここに入る患者というのはそうリハビリテーションとか食事の介護以外にはそう手のかかる方ではございませんので、今の看護婦あるいは看護助手を非常にたくさん採用しておりますので恐らく皆さんなれてくると40床、50床になっても十分対応できるものと考えております。もちろんそのときになって十分できないということであれば、その場で考えなければいけないことだと考えております。  それから、リハビリテーション。これもおっしゃったことは恐らく8階の病棟に専属のOTとかPTをつけてやるということだと思いますけれども、病院の患者の数といいますかリハビリテーションだけではありませんけれど、非常に病院に来る患者あるいは病院にいる患者で検査を受けなければいけない、あるいはリハビリテーションを受けなければいけないという患者の数は非常に時間によって変動するんですね。外来の患者は午前中に集中しますし、午後は外来の患者ではなくてむしろ入院の患者が主体になるわけでございまして、そういう今まで割に病院というのは画一的にやっていたわけでございます。午前中にすべてのことを済ましてしまって、午後は翌日の準備にするというようなことだったわけですけれど、私はそれは誤っていると思っております。患者の配分というのはできる限りイーブンでなければいけない。つまり午前中、朝から晩まで平等にうまく配分すればかなり人手の節約ができると思っています。そういった意味で今努力しておりますので午前中には外来の患者、午後には入院の患者というようなことを主体にしてやっていきますと、8階と1階のそのリハビリテーション施設、別々にOT、PTを準備するというようなことはしなくてもいいものと考えています。以上であります。 ○議長(大井市郎君) 杉森十志雄君、よろしいですか。18番 杉森十志雄君。 ◆18番(杉森十志雄君) 市長、この前の飛翔の会のこれについてちょっとこだわるんですよ、私は。こういうことがあなたの市長選挙のときにあなたの政治団体がこういう表現をして市民にあたかもまだこれから協議だとか検討だとかいろいろしなければならないようなものをこういうものができるかのごとくこうなんだということを決めつけるようなものを出して3万幾つの票というのはあなたの相当な支持に傾いているんですよ。これはフェアですか、あなた。もっとフェアな精神に立って物事をしたらどうですか。あなたの強い気持ちとこういうものについては既にこういう形の表現をしているというこの分析の問題についてどうなんですか。これが現職市長の市長選に臨むフェアな態度ですか。その辺についてどうなんですか、そこをまずもう一度伺っておきたいというように思います。  それから、特命参与の負担の問題ですが、この点について庁議はオブザーバーまた部長会もオブザーバー、人材の早期登用と全体の活用だということのようなことも言われていますが、実際問題としては多くの課題がある中で調整しなければならないというのは三役無能なんですよ。それをあなたが認めていると同じ答弁でしょう。そうでしょう。本来的にはそうでない若手の活用とするんだったら、なった人たちが十分に力を発揮してもらえばいいんでしょう。そして三役がちゃんといるわけです。そこにあえて会議室もない何もないと苦労しているときに参与室まで設けて。だから、参与室に事前に相談に行ったり、調整役だという形で来る。現職部長、課長はどうなのか。いろんな複雑な問題で十分な疎通のない中で物事が運んでしまったりしてしまうと。これはやはり組織というのは人がどういう気持ちで動くかによって決まるわけですよ。これほどむだ遣いはないんです。組織上から言って。権限もなくちゃんとしたものもないただそれを藤枝市特命参与として配置するというこういう運用の仕方というのはこれ程税金のむだ遣いはないと思うんです。ですから、そういった意味でここは即刻やっぱり改善するという英断をすべきだと思うんです。どうですか、その点について伺っておきます。  それから、県立武道館等のその問題については1点のみちょっと伺っておきますが、先ほど私が言いましたように、駅南小学校用地はあの駅南区画整理事業をやるときにどういう目玉をやってあの同意をとるために市民をだまして、だましてというと怒られちゃうけど、理解を求めるためにはその目玉として一生懸命やったかということなんですよ。それを先行取得で何とか減歩を減らして何とかみんなに協力して新しいまちづくりをしようという形で血の出るようなひとつの経過があるところなんです。それをあなたの願望だ何だという形でいつのまにか県立武道館がぽーんと誘致、そしてこれではできちゃうという形で4,000人のビックホール、こういう形でごまかしたんじゃまずいんです。ですから、今後住民の同意を得るためにどういう地元住民への説明をどう考えていくのか、その点について伺っておきます。  それから、もう1点個人情報保護条例の問題ですが、検討するというようなことを言いましたが、これも前に一般質問でやっているんでこれは既に検討していることで、「けんとう」はボクシングだけで結構なんで、ですからそれについてはいつそういう形について内部検討してそのことをやるという用意があるかそれくらいにはっきりしなさい。「けんとう」なんていうのはボクシングだけで結構ですので、これも聞いていたことです、はっきりしてください、その点だけ。  それから、市長、もう1点。病院問題であなたは病院の設置管理者ですのでそこで私は率直にちょっと伺います。  病院長の方ではいろいろ前向きないろんな意味での努力の方向を答弁されました。それで私は端的に8階の療養型病棟については大変不採算部門であることをはっきり見ていただきたいと思うんです。というのは、残念ながら私が弾力的運用ということに対して病院長は本来厚生省が言うような方向、またそういう形でやっていたらなかなかそれは無理な問題をある意味では公立・市立病院としての役割の中で藤枝市にはそういう患者に対して受け皿、中間施設そういうものがないという状況の中で、公立病院としての使命感の中である意味では弾力的運用の中でそこのところを補っていこう、受け入れていこう、守っていこうというひとつのあらわれであって、そこは大変不採算部門の療養型病棟だというように市長として認識していただきたいと。そういう中で病院長の方が弾力的な運用もそういう立場から頑張るということを言っていますので、病院の設置管理者として体制充実、また財政的な援助、これについてやはり遜色のないようにそのただ出せばいいというもんではないけれど、そういうときに十分そこのところも受けとめて設置管理者として対応するとその決意があるかどうかその点について最後伺っておきます。よろしくお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 法定ビラの質問でありますが、これは先ほどから何回も申し上げているようなことでありまして、地元から数件にわたってこの要望が出されておりますので、私としてもその要望をかなえていくようにやっていきたいということでしてありますので御意見は御意見として伺いますが、そういう願いを込めて私の願望であるということをひとつ御理解願いたいと思います。  それから、参与制度につきましてはですね、先ほど申し上げましたように、これは今あくまでも人材登用という活性化のためにやりましたけれども、今後いろいろとこれからの定年制の問題や再雇用制度の問題とか、さらには年金の支給時期の問題とかいろんな議論をされているときでもございますし、そういう点は十分考慮しながら対応していきたいというように考えておりますので、ひとつこの点御理解を願いたいと思います。  それから、個人情報について検討すると言っているけれども、どうかということですが検討させているわけでありますので、この経過については後で総務部長の方からお答えいたします。決してさぼっているわけではございません。  それから、病院の関係ですが、これも療養型病室につきましてもですね、病院とも十分連携をとって実はやっているわけであります。したがって、非常に院長初め、病院の皆さんも頑張ってやっていただいておりますので、私の方も十分理解しております。以上です。 ○議長(大井市郎君) 総務部長。 ◎総務部長(中村博君) 情報公開に伴います個人の保護条例関係でございますが、これは今、市長が申し上げましたように、行政事務推進委員会の中で本年度からどういうふうにするか今、具体的にその取り組む作業に入っている段階でございます。なるべく早いうちに策定に向ければいいわけでございますが、なお、御参考までに県下ではこれに関する内容は静岡市だけが現在作成をしております。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 杉森十志雄君、よろしいですか。18番 杉森十志雄君。 ◆18番(杉森十志雄君) 一点だけ、市長。療養型病棟の問題についてですね、十分その辺の病院長初め、関係者の努力は理解しているし、そういう方向でということでありましたので端的に伺うんですが、私が言ったように療養型病棟は不採算の部門であることは、はっきり言って一市民の今日的な患者対応を考えればますますそういうことはある時期まではそこの頑張りがどうしても必要だということとしては理解できると思うんで、そういう意味でそれを進める上での体制充実、財政的な援助、これについては設置管理者として病院がそういう形で事業政策するにはそれには十分配慮する、望むということとして理解していいですね。それをちゃんとやっていただけると、その点だけ聞いておきます。 ○議長(大井市郎君) 市長。 ◎市長(八木金平君) 先ほど申し上げましたように、病院と十分連携をとって対応していきます。 ○議長(大井市郎君) それでは、次へ進みます。23番 小沢佐敏君。           (登       壇) ◆23番(小沢佐敏君) 二期目の八木市政の展開について、通告に従いまして3点について伺います。  5月26日投票の市長選挙によって3万4,677票という多数の市民の信任を得て、いよいよ二期目の八木市政が始まりました。市長は、後援会のしおりの中のあいさつで「おかげさまで現在の藤枝市は志太榛原の中核的都市として力強き歩みを見せていると、2003年に静岡空港の開港、第二東名供用開始に伴う当地域の関連事業、平成15年開催の静岡国体3種目の競技施設の受け入れ態勢の完備等の大事業をもとに、地域経済・文化の大いなる発展のバネとして実効ある施策の推進をすると、老いも若きも住んでよかった藤枝の実現、輝く未来ともに創ろう」のスローガンを掲げました。これらの公約実現の期待と人間性を評価する立場から、当市の現状への課題と未来に向かって何が大切か、今何をしなければならないかの観点から3つのポイントについて、市長並びに担当者へ質問をいたします。  まず、第1点は、高度文明、文化がいかように進んでも、そこに住み、生き続ける人間社会の中で未来に向かっての財産は人材の育成だと思います。人材育成の3点について伺います。1、市内小・中学校の教育方針と現状の課題はどうか。2、女性の育成と環境づくりへの取り組みはどうか。36団体、1,432名で構成する「ふじえだ女性の会」拠点の専用事務所の設置方と行動計画はどのように進めるか。3、静岡学園短大の4年制転換計画の見通しはどうか。  次に、大きな第2点として、近代文化生活を営む条件としての区画整理事業は、今まで31カ所を計画しうち24カ所は完了し、現在、駅南、駅南第一、駅南第二、五十海第二、青木、水守の6カ所が施行中であります。区域決定が1カ所で面整備は順調に進んでいると思いますが、都市計画道路は49カ所の中で14カ所だけが完了しているのが現状です。これらの線的整備はどう進めるのか、この観点から伺います。1、特に現在施行中である志太西線の青洲橋以西、大井川堤防までのこのところはどうか。志太中央幹線、それから小川島田幹線、藤枝駅広幡線の未改良部分の取り組み。2として、長大橋、(仮称)大善橋、勝草橋等の整備について今後どうするのかということを伺います。  大きな第3点は、少子化の対応と福祉施設整備について伺います。1、近年の少子化の現状は将来の大幅な人口減につながり、深刻な問題を含んでいると考えられるがどうとらえているか、どう対応するか。2、現在、第2開寿園の建設中ですが、高齢化時代の対応としての特別養護老人施設の将来計画と、福祉会館の見通しはどうか。以上、伺いますのでよろしく御答弁お願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(八木金平君) 小沢議員にお答えいたします。  私の方から静岡学園の4年制大学の改組転換計画についてのお尋ねにお答えさせていただきます。  私は、地域の文化振興に教育機関、特に大学の果たす役割は非常に大きいものがあり、また、未来を担う若者がいるまちは非常に活気に満ち、地域の活性化が大いに図られると考えております。こうしたことから、このたびの静岡学園短期大学の4年制大学への転換計画は、文化的な面、経済的な面からも大いに期待をするものであります。これまで静岡学園は、平成10年4月に静岡産業大学の1学部として改組転換し開学する計画のもとに文部省と協議を進めてきており、本年9月に第1次申請を提出していくことでおおむね協議が整ったと聞いております。この計画については、これまで市議会の皆さんにも御報告をしておりますが、地域に根差し、地域のための大学として今後の大学運営に大いに期待をしているところでございます。さらにこの計画については、市民や地域からの要望も強く、これまでに志太・榛原地区の高校の校長会や高校のPTA連絡協議会、また藤枝商工会議所などから市に対しまして積極的な支援を求める要望書もいただいており、こうした市民各層の意向を十分に酌み取るとともに、市議会の皆さんの御理解をいただきながらこの計画についてできる限り協力していきたいと考えておりますので、よろしく御理解願いたいと思います。  次に、都市計画道路線的整備による促進についての御質問にお答えいたします。  まず、本市の都市計画道路は、平成8年3月31日現在で49路線総延長約107キロメートルが計画決定され、その整備率は約49%となっております。お尋ねの志太中央幹線、小川島田幹線、藤枝駅広幡線、志太西線及び長大橋、(仮称)大善橋等の整備は当市にとって大変重要な事業でありますので、第三次藤枝市総合計画後期の施策展開計画に組み入れて整備促進に努めているところであります。まず、志太中央幹線は、現在、国道1号バイパスより市道五十海中央線に接続をされる延長950メートルが供用開始され、平成5年度よりさらに南側の都市計画道路天王町仮宿線まで延長557メートル間の事業化を図り、整備を進めております。また、その先の国道1号までの間につきましても地元関係者と話し合いを持ち早期に事業化が図られるよう努めております。  次に、小川島田幹線は、平成6年度より兵太夫地区の葉梨高洲線から藤枝大井川線まで延長427メートルと、青葉町地区の志太西線から青葉町送水場先まで延長431メートル間の事業化を図り、整備促進に努めております。  次に、藤枝駅広幡線は、橋梁計画の検討、調整を図り、本年度より勝草橋を含む志太三丁目より藤枝二丁目まで延長630メートルの区間を事業実施をしてまいります。  次に、志太西線は昨年県と協議を進め、大洲生活センターから市道大西町善左衛門線までの間について早期に事業化をしていただくよう要望してまいりました。県におきましても整備手法を検討するとともに、幅員等の通路構造並びに道路の線形について協議をしている段階であります。今後につきましては、地域の皆様の御協力をお願いをする中で事業化に向け引き続き努力をしてまいります。  次に、長大橋(仮称)大善橋等の整備については、藤枝市の経済活動や南部地域の開発発展を図るためにも、また将来の静岡空港との有機的な連絡を図る上でも必要と考えております。(仮称)大善橋は、県の事業として施行していただくよう機会あるごとに関係者とともに要望しているところであります。引き続き県や対岸の島田市との調整を図りながら促進をしてまいりたいと考えております。なお、事業の推進に当たりましては、県との協議検討する中で地元関係者と十分話し合いを持ち、進めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  次に、少子化の対応についてお答えいたします。御承知のとおり、出生率の低下により次代を担う子供の数が減少するという少子化現象が顕在化しております。このまま推移をいたしますと子供同士の触れ合いの減少等により、自主性や社会性が育ちにくいこと、高齢化の進行とあわせて現役世代への負担の増大、若年労働力の減少による社会の活力の低下等、社会経済全般への影響が懸念されるところであります。少子化の原因や背景にはさまざまなことが考えられますが、女性の社会進出の増大や核家族化、晩婚化の進行等社会的な流れの中で少子化の原因や背景となる要因に対応するために、国においては平成6年度今後の子育て支援の基本的方向いわゆるエンゼルプランが策定をされ、平成7年度には静岡県においてもふじの国エンゼルプランが策定をされました。それぞれの子育てのための支援施策が示されております。市におきましても、このような背景を踏まえまして本年度藤枝市のエンゼルプラン策定に着手してまいります。このエンゼルプランの策定につきましては、地域の特性に応じた子育ての支援の施策を推進するための具体的な目標を設定したり、総合的な計画となるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。  次に、特別養護老人ホームの建設計画についてでありますが、本年2月に市内2カ所目の第2開寿園の建設着工をし、平成9年度開設に向け現在工事が順調に進んでいるところであります。なお、当市の高齢者保健福祉計画での目標である3カ所目の施設整備については第2開寿園の開園を検討してまいりたいと考えております。  次に、総合福祉会館の建設についてでありますが、第三次総合計画の後期施策展開計画において、建設用地施策が計画をされております。福祉の拠点としてその機能、位置づけ等さらに十分研究検討する中で建設実現に向けて努力していきたいと思います。以上であります。残余については教育長からお答えいたします。 ○議長(大井市郎君) 教育長。           (登       壇) ◎教育長(森茂巳君) 市内小・中学校の教育方針と現状の課題との小沢議員の質問にお答えいたします。  市内小・中学校では児童生徒の実態を踏まえつつ、国や県、市の教育施策を基に知育、徳育、体育の調和の取れた人間の育成に努めております。各小・中学校におきましては、知育の面では自分の力で考え進んで表現できる子、みずから学び、粘り強く追求する子、みずから進んで学習する生徒。徳育の面では、心豊かな子、相手の気持ちを考えて行動する子、認め合い高め合う生徒。体育の面では、生き生き活動する子、たくましく伸びる子、強い意志と身体などの目標を掲げ、日々の教育実践に力を入れています。課題といたしましては明るい楽しい小学校、学びの喜びに満ちた中学校づくりのために体験的に学ぶこと、問題解決的に学ぶこと、子に応じた指導などを一層充実させることが必要であると考えております。  次に、女性の育成と環境づくりへの取り組みとして「ふじえだ女性の会」の専用事務所の設置と行動計画はどう進めるかとの御質問にお答えいたします。「ふじえだ女性の会」は平成6年5月に発足以来3年目に入り、活発に活動され各方面に活躍されているところでございます。「ふじえだ女性の会」は発足当時から拠点づくりを願っておりましたが、このたび来年度を目途に、より充実した活動を展開していただくよう、文化センター内の一部を活用していきたいと考えております。また、本市の女性行動計画につきましては、平成9年度末を目途に策定する予定で現在進めているところでございます。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 小沢佐敏君、よろしいですか。23番 小沢佐敏君。 ◆23番(小沢佐敏君) 御答弁ありがとうございました。  何点かについて要望あるいは再質問をしたいと思います。まず最初に、人材育成について、教育長の方から御答弁いただきました。特に知育、徳育、体育ということで具体的な目標設置をしながら、特に体験的にあるいは子を大事にして指導していきたいと。いわゆる生徒児童への指導につきまして、そういう方法でやっていきたいとこういうこととあわせましての課題も今お話をされましたけれども、このことにつきましては、学校の基本的な問題でもございますし、ぜひひとつ頑張ってやってもらいたいという気持ちでいっぱいでありますけれども、特に課題の中で私がとらえている、感じていることについて再質問をしたいと思います。特に、今課題という中で児童生徒の育成に大変熱心に取り組んでいきたいということにつきましては、課題設定をしてよろしいと思いますけれども、その実現に向けて一番大事なことは何かということを考えていきますと、やはり現場教師の教育への情熱とか子供たちへの愛情が何よりも大切と思います。そういう点の現場教師の関係について、やはり問題が少しあるのではないかという感じ方をいたします。といいますのは学校の市の規則といいますか、きまりでは定時は8時から4時45分だと聞いておりますけれども、生徒の登校時間は、7時45分にはもうそうなっておりますので遅くても学校への出勤時間は7時45分、退校時間は4時45分ということで決められておりますけれども、部活や事務整理等の関係がありまして特に部活を熱心にやっていけばいくほど、あるいは自分の事務整理等を考えていきますと、どうしても毎日の退校時間は7時から夜の8時にどうしてもなってしまうのが現状のようであります。そして時期によっては、仕事も家に持って帰らなければ間に合わないということでありますし、特に土曜日と日曜日については、部活等の土曜日の方は指導、あるいは日曜日は対外試合等の計画をされておりますとなかなか休む時間が少なくて、過酷といいますか、先生方が疲れているのではないかなと仕事量が多すぎるのかなというような感じもいたします。これは教職ですから当然に情熱を持って熱心に取り組むのは当たり前でありますけれども、そうしたことで取り組んでいただいて熱心になればなるほど仕事量がふえてくると思います。制度的にこの教職の場合は、普通の市役所等とは違いまして、残業手当、休日手当というのは一切ないようでございまして、教職調整手当として月給の4%が入るということでありますので、例えば20万円の月給の人が8,000円の教職の調整手当、いわゆる通常の残業手当に当たる部分をいただいていると、そんなふうに出しているとそういうふうに思いますので、そうした制度上の問題も含めて先生方のゆとりが今の現況であるのかどうなのかということの現状把握について、どう考えているかこれについて教育長の見解を再質問として伺うところであります。  それから、「ふじえだ女性の会」の問題につきましては、平成6年の発足以来1,400名以上の皆さんが熱心にやられているということの御答弁でありますので、その関係者皆さんの御努力、それから当局の努力に対してそのことの感謝を申し上げたいと思います。特に平成8年度、来年度には特に女性の会の要望書が平成7年11月8日に出ておりますけれども、それにこたえまして、平成8年度中には文化センターの中に用意をするということでありますのでこれは良といたします。特に行動計画につきましては、今平成9年度末までにというお話がございましたけれども、これにつきましては、県内静岡市、沼津市、清水市、それから富士市、掛川市の5市は実施済みでありまして、三島市は本年度実施予定と聞いております。今、答弁でもございましたように、女性の会の担当係につきましては、教育委員会部局とこういうことで今は現況のようでありますけれども、行動計画に検討する平成9年度末につきましては、やはりこうしたものは教育委員会が堅苦しいという意味ではございませんけれども、そうした広く活動していただくという意味で、やはり市長部局で課ですね、いわゆる係でなくて、課でやる考えがあるかどうかこの点について再質問いたします。  それから、静岡学園短期大学の改組につきましては、転換計画につきましては、市長の方から御答弁いただきました。市長の方からもお話がありましたとおりに、地域に根差して地域の要望もかなえていただきながら大変近くの校長会、あるいは商工会議所等の要望もあるようでありますので、こうした点に踏まえてですね、ぜひひとつこの点について将来の藤枝市の文化都市といいますか、学問の一つの中心的存在として4年制の大学ということについては、非常にいいことだと思いますし、意味の深いことだと思いますので、ぜひ早期にこの件については具体的な実現方ができますように当局の御努力をいただきたいと思います。特に学校側の方から市の方に具体的な要望といいますか、「こうしてくれ。」と「こういうことをお願いしたい。」とこういうことが多分もう来ていると思いますけれども、そうしたことがわかりましたら御答弁をいただきたいと思います。  それから次に、都市計画路線の関係でございますけれども、このことにつきましては、特に面的整備については、順調に私も質問の中でお話をしましたように進んでいっているというふうに考えておりますけれども、線的整備についてはなかなか進んでいないのではないかという感じもいたします。今後この問題については、特別に線的整備の道路整備については市長がおっしゃっているように静岡空港の開設、それから第二東名インターの開設等の関連も含めまして、やはり道路都市計画道路の早急な推進といいますか、整備が必要だというふうに思いますので、その点については市長の方が限られた財政でなかなか思うようにできないよとこういう話もあろうと思いますけれども、やはり県や国の方へもこの問題について地域が抱えている現状ですね、それから大きな県からの空港という要因、それは道路公団からの第二東名というこういう大きな要因がこの地域に与える影響もございますので、そうしたものを中心にひとつぜひ県や国の方に積極的にこの問題についてやってくれていると思いますけれども、さらに一段と力を注いでいただきたいと思います。この点について要望にしておきます。特に具体的な事例としまして勝草橋等については、計画実施をしていくとこういうことで年次計画に沿っていると思います。滞っております大洲生活センターから以西の関係につきましては、やはり温水プールがまずことし中にできる。それから大井川の川の周辺にですね、村上開明堂とか日清食品とか大変大規模な工場が進出をしてきますね、そうしたことも含めて大変な交通量になっておりますので、現況が8メートルしかございませんので、この点で非常に危険といいますか交通上問題が多いように思います。そうした点でぜひひとつこの点についてもですね、現状を踏まえる中で私も地域の皆さんも含めてお願いをしていきたいと思います。特に手法について県との調整に問題をまだ残している部分があるようでございますので、この点についてのその後の努力方といいますか取り組みについて、この点だけは再質問をさせていただきます。それから次に、少子化の問題につきましては、市長もよくこの問題については十分とらえているとこういうふうに少子化の傾向とその影響についてはとらえているということで御答弁いただきましたけれども、特に藤枝市のエンゼルプランの関係は平成8年度中にやりたいとこういうことの御答弁でございますけれども、特に7月6日土曜日でしたか人口動態の統計発表が新聞等にありまして、これは厚生省が発表いたしましたけれども、その資料によりますと1973年(昭和49年)今から22年前の第2次ベビーブームをピークにほぼ毎年この少子化といいますか、子供の数が減り続け一人の女性が生涯に出産する平均子供数を本年はついに1.43人になってしまったと、最低だということが皆さんも御存じだと思いますけれども、新聞紙上で統計として発表されております。これは統計が始まりました明治32年以降最低の記録だということで、これがずっと続いていると。1945年今から50年前の赤ちゃんの出生数と比べると何と約半分に減っているわけです。そういう点の101万8,706人ですか、そういうようなことで大変大幅に子供の出生が減っているとこういうことでございますし、現在の日本の人口が約1億2,500万人といわれていますけれども、これを維持するには2.05人の新生児が必要だというふうに学説でも私伺っていますので、そうした点でいきますと、統計的にいきますと将来50年後、100年後には日本の人口は今の現状が仮に推移いたしますと人口が半分に減ってしまうのではないかと、半分近くいっちゃうのではないかという危惧感すら言っている学者もいるわけでありまして、その資料等を聞きますと納得する部分があるわけであります。特に高齢化社会の対応と同時に少子化の流れにつきましても、ぜひひとつ市長の方も平成8年度に藤枝市のエンゼルプランを立てるようでございますので、このことについてですね、高齢化の現象とあわせまして少子化の現象につきましても、行政として十分な御配慮をいただきますように、この点については要望としておきます。  それから、特別養護老人ホーム施設については、平成4年度に1カ所50人ショートステイで9人ということでありましたけれども、現在建設中で平成11年を目途に3カ所定員210人ショートステイ56人というような、これは広域計画の中で出しているわけですよね、そういう中でいてその計画に従って来年の第2カ所目の開寿園いわゆる特別養護老人ホーム施設が完成してから3カ所目については検討したいということでありますので、ぜひひとつそのようにお願いをしたいと思います。福祉会館の建設については、建設に努力しますという非常に抽象的な答弁でございましたけれども、この点についても努力をするというこういうことについて今後見守っていきたいとそのように思います。大変質問がございますけれども再質問の方よろしくお願いします。 ○議長(大井市郎君) ここでしばらく休憩いたします。                         午後0時00分休憩                         午後1時00分再開 ○議長(大井市郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(大井市郎君) 一般質問を続けます。  小沢佐敏君の質問について、当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 小沢議員の再質問にお答えいたします。  御質問がありました女性の会は今教育委員会で行っておりますが、これを市長部局の方にしたらどうかという御質問でございますが、御承知のように行政改革の研究会が開催をしておりますので、その中で検討をしてまいりたいと思いますので御理解願いたいと思います。  それから、静岡学園短大からの市の支援に対する要望についての御質問でございますが、内容につきましては財政支援、そして用地の確保でございますが、現在学園とそしてまた市の方の事務レベルで今折衝をしていると、こういう段階でございますので決まり次第また御連絡を申し上げます。後につきましては、部長からお答えをいたします。 ○議長(大井市郎君) 建設部長。 ◎建設部長(曽根悦郎君) 志太西線から大洲生活センターまでの市道大西町善左衛門線までの間については、基本的には2車線で対応することで現在県と幅員構成について協議中でございます。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 教育長。
    ◎教育長(森茂巳君) 小沢議員の再質問にお答えいたします。  お話のとおり、教員の仕事というのは非常にたくさんございまして過労気味というのも当たるのでないかというように思います。それと同時に、児童生徒の方にも非常に教科内容等たくさんありまして過載気味だというように私は思っております。本年度校長会等におきまして学校教育、私思いつくままに教育という名がつくものを挙げてみましたところ知育関係では個性教育、民主教育、集団教育、情報教育、あるいは税教育、伝統文化教育、外国人使用教育、メディア教育、憲法教育、平和教育、招聘者教育、言語教育、字の教育。徳育関係では、環境教育、防災教育、道徳教育、同和教育、人権教育、福祉教育、ボランティア教育、情操教育等。体育の方では、保健教育、交通安全教育、エイズ教育、スポーツ教育、安全教育、自然体験教育、性教育、純潔教育、こういうふうに教育という名前がついたのが、ざっと挙げただけで60ぐらいございますので、そういうのが全部小・中学校の方にかかってきております。これではとても先生の方も生徒の方もゆとりを持って教育をするというのがなかなか困難でございますので、こういうふうにいろんな名前で分類されているものをまとめましてなるべく簡単な形でもってやっていく、そういう方向で進んでほしいということを校長会で申しました。いろいろ教育の問題あるわけですけれども、どうも私は一番問題になっているのは、いろんなものを過積載している、多く積み過ぎているというのが一番の弊害ではないかというように思いまして、本年度からはなるべく全部一遍にやめるわけにはいきませんので、それらを精選してなるべく少なくするという努力をしてほしい、ゆとりを持って教員は生徒の教育をしてほしいというような形でもって進めたいということをお願いしたところでございます。中教審の方もそういうような形で学校のスリム化、生きる力というのが出てきておりますので、それとこおうしましてこれから学校のいろんなシステムの柔軟化と、それからスリム化ということを進めていって教育の充実を図っていきたいというように思っているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 小沢佐敏君、よろしいですか。23番 小沢佐敏君。 ◆23番(小沢佐敏君) それぞれ再質問に御答弁いただきました。特に、市長の方からはお話のありました、答弁のありました4年制大学の関係については、話し合いが進行してくればですね、また皆さんにお伝えをするということだと思いますけれども、特に関係する地元との協議、それから藤枝市が応援をする部分の財政部分の内容等、これからいろいろ具体的なものに入っていくと思いますので、ぜひひとつそういう点につきまして十分な詰めをしながらですね、やはり早期の開校に向けてやってほしいとこういうことで要望しておきますので、この点ぜひひとつ力を入れてやっていただきたいと思います。  それから、女性の会の関係につきましての市長部局でやれるようよく検討するとこういう答弁でございましたけれども、やはり検討というのはあまり長く検討されてもあれだと思いますので、ぜひひとつ早急な検討の中で結論を早く出していただいて十分な対応といいますか、今後期待にこたえられるようにお願いしたいと思います。  それから、建設部長の方から御答弁がありました志太西線の大洲生活センターから以西の問題でありますけれども、県と協議中だとこういうことでございますけれども、この点につきましては、検討して協議してことしの平成8年1月、2月に遅くても地元協議に入ると、こういうような状況の中で進めてきた経過がございますので、もうそれから半年以上も経っているという中で大変話の進行が、特に内容の検討の中では図面上の経路、いわゆる図面上の図面を書いて、それについて具体的にどうするか、あるいはどこに問題があるかということを県と協議していることだと思いますけれども、ぜひこの点について協議中という言葉だけで関係者の皆さんに説明ができないと思いますので、協議した結果について結論づけてですか、実施方法について手法についてですね、ぜひ具体的なお示しをいただけるよう要望をこの点についてもしておきます。  それから、最後に教育長の方から答弁がございましたけれども、私の最初の通告の中で現状の課題はあるかということで質問させていただいております。その時点では特に体験、あるいは子にこたえる授業とか指導とか、いわゆる生徒児童に対する課題についてはそういうお話、御答弁いただきましたけれども、私は今再質問で取り上げましたいわゆる現場教師のゆとりの問題ですね、このことについての御答弁を課題としてお話があるかなと思ったら答弁の中になかったものですから、こういう点についてやはりぜひ重要な一つの現状の課題だと思いますので、特に教育長はこのことの再質問の中で業務のスリム化でゆとりを考えていると、60もあるいろんな研究課題を整理をして、なるたけスリム化をしたいよとこういうことでありますので、当然そういう方向でやっていただけることがいいと思いますけれども、特に研究発表とか研修課題というようなことがたくさんあるようですが、そうしたのでありますと、午後9時や10時になるのはざらのようでありまして、日常業務だけでも先ほど申し上げましたように、通常で午後7時、8時ということで、もしそれが遅くまでやるのなら、「あなたたちのやりくりが下手なのでそうなるんだ。」という考えでは、これはやはり現状の認識とは合ってないと思いますので、こういう点でぜひひとつ管理職の方の、いわゆる校長会等の管理職の御意見は、やはり教育委員会とか教育長に対して、立場上遠慮して物を言わなきゃならない、あるいは本音で言いにくい部分もあるように感じますので、ぜひひとつ現場教師の声を十分聞くことを教育長の方に、そういう考えがあるかどうか、これだけは再々質問でお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。教育長。 ◎教育長(森茂巳君) 現場教師の声を聞くことがあるかということでございますけれども、いろいろな研修会がございますので、その機会に承っております。私どもも学校の先生が午後9時、10時というような形になるというのを聞いておりますので、管理職の方にも午後5時過ぎに活動をするというような事柄については、いろんな面で検討してなくなるようにしてほしいというようにやっておりますけれども、何分この地区は非常に研究熱心な地区というので、県下で一番有名でございますので、そういうような事柄で志太の教育というのを持っている面もございますけれども、今お伺いしましたような非常に過労な面もございますので、私どもも特に女子教員が半分、3分の2というような現状でございますので、そういうような中で、やはり勤務時間というのをもう少し正確な形でもって考えていきたいというように、日ごろ心がけて指導しておりますので、御理解願いたいと思います。 ○議長(大井市郎君) 小沢佐敏君、よろしいですか。23番 小沢佐敏君。 ◆23番(小沢佐敏君) ただいま教育長の方から、再々質問につきまして御答弁いただきました。私の方も課題ということだけを取り上げましてお願いを言っています。御意見を申し上げて再々質問をいたしましたけれども、特に異動等の内容で聞いてみますと、藤枝市の教育と言いますか、「藤枝市の小・中学校はいいよ。」という声も聞いていることも、これはまた事実でございますので、そうした進んだ部分の藤枝市の教育の中での、逆な言い方をすれば問題点と、こういうようなとらえ方もあろうと思いますので、そうした点の御配慮をぜひ今後いただきたいと思います。御答弁、大変ありがとうございました。特に、市長につきましては、昭和33年の藤枝市議会の議員初当選以来ですが、36年間の多岐に及びます市議・県議・市長として、豊かな政治経験をぜひひとつ今後の4年間で集大成をしていただきますように、限られた財政で最大限の実行ある施策の展開、将来に向かって希望の持てるまちづくりへの布石を期待し、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大井市郎君) それでは、次へ進みます。6番 増田猪佐男君。           (登       壇) ◆6番(増田猪佐男君) 通告に従いましてお伺いいたします。市長、よろしくお願いします。  藤枝駅周辺地域の都市機能整備について、第三次総合計画後期施策を着実に実施することを公約として再選を果たされました、まず八木市長に対してお祝い申し上げますとともに、公約達成に御尽力されることを心から期待するものであります。しかし、今後厳しい財政状況の中で、限られた財源をやりくりしながら、これらの施策を遂行することは容易ならざることであります。同時に、予測を超える経済の激変によって将来の方向を見定めながら、新たに対応を急がねばならぬ事態が生ずることもあろうかと存じます。私ども議会人としても、その責任の一端を担わなければなりませんが、いわゆる総花式な中途半端に陥らぬよう御留意いただきたいと思います。  さて、このような中で一つお考えを伺いたいのは、藤枝駅周辺地域の開発整備構想でありますが、藤枝市には盛り場がないということをよく耳にします。これは、宿場町と駅周辺の新開地という藤枝市の歴史がそうさせたのでしょうか。言われてみると確かにそうだと思います。今は駅北では文化センターがあり、西友というショッピングセンターを核として、喜多町通り、れんが道通りに小売店舗が並んでいます。また駅南では、今は移転しました藤枝市立志太病院、藤枝南女子高等学校、そしてアピタ藤枝を軸として、事業所や店舗が展開されつつありました。しかし、市立病院の移転やエスポット、フードプラスなどの郊外型大型店舗の出現、加えて景気後退による企業の出店意欲の減退により、空きテナントが目立つようになりました。当議会でも駅周辺対策特別委員会が設置されておりますが、この機会に、駅周辺地域の活性化を図るための展開整備促進を望むのでありますとともに、市長並びに市当局のお考えをお伺いしたいと思います。  第1点目として、後期計画に触れています藤枝駅周辺をにぎわい拠点ゾーンとして、志太榛原地域の中核都市機能を目指すために、今後駅北の都市再開発計画を推進することが必要不可欠と思いますが、いかがなような方法を考えておりますか、お伺いします。  2つ目として、昨年3月静岡経済研究所より提出された藤枝市立志太病院跡地開発可能地域調査レポートで触れております。駅南・駅北の一体感を図るための駅舎の高架化は可能ですか、絶対私は必要と思いますが、今後どのような取り組みでいきますか、お伺いします。  3つ目として、藤枝駅で乗り降りする通勤者、商店街に来たお客が利用する駐車場の確保が急務と思いますが、この対策について市営駐車場の立体化構想はどうか、お伺いいたします。  4つ目として、中心街地に存在する文化センターを市民の創造的な文化活動の拠点として、文化行政を展開するまちづくりのためにどう改善し、位置づけをしていくのか、お考えをお伺いいたします。  5つ目として、駅西側の経済連前通りの道路が、あまりにも市街地的な形成をしていないと思います。市の玄関口と連動したふさわしい街路に改良し、商店街づくりし、活性化を図るために再考慮するお考えはありますかどうか。  6つ目として、駅北商店街の活性化を図る上に、生の声を実際に聞き、行政施策に反映したらと考えますがどうか、お伺いいたします。  以上の6つの点について、御答弁のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(八木金平君) 増田議員にお答えいたします。  まず、1点目の御質問でありますが、藤枝駅周辺地域につきましては、御質問にもありましたように、JR藤枝駅を中心として、にぎわい拠点整備ゾーンとしての整備を促進するため各種の調査を行い、検討を進めているところであります。これらの調査の中にもありますように、駅北地区は、土地区画整理による街区整備が既に完了しており、新規の大規模都市機能の誘致は、誘導は困難と思われますが、幸いに駅北口の国鉄清算事業団の用地を、平成7年度末に土地開発公社で取得できましたので、この用地の活用とあわせて研究していきたいと考えております。  第2点目の、藤枝駅舎の高架化の御質問でありますが、藤枝駅周辺整備基本計画調査の中でも、にぎわいと活力あるまちづくりの形成には、南北一体となった都市機能の集積は重要課題と考えております。南北一体化については、JR東海に関する問題でもありますので、整備方法などの調査を引き続き検討してまいりたいと考えております。  次に、第3点目の、市営駐車場立体化構想についての御質問にお答えいたします。  御提案の駅周辺への立体駐車場構想についてでありますが、駐車場対策については、駅周辺地域の将来構想の中で、検討すべき重要な課題として受けとめているところであります。現段階では、現在の市営駐車場の立体化構想についての考えは持ち合わせておりませんが、いずれにいたしましても、駐車場への取り組みについては、駅周辺整備構想の中で今後検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。  次に、第4点目の、文化センターの文化活動の拠点として、どのように考えていくのかについての質問にお答えいたしますが、現在の文化センターは、昭和52年にオープンし、約20年近くを経過いたしておりますが、主に文化活動を中心とした施設利用や、地区行政センターとしての機能・役割等、多目的な文化施設として、その利用率も高い状況にあります。しかしながら昨今は、施設の老朽化や広域的な文化事業及び市民の諸活動の場としての機能面の充実も要望されているところであります。したがいまして、今後こうした面を含めて、駅周辺整備構想の一環の中で、市民ニーズや駅周辺における諸施設計画との整合性を図りつつ、総合的な観点に立って検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。  次に、5点目の、駅西側の経済連前通りの商業活性化についての御質問でございますが、この地域は、業務施設が立地しており、市が行った藤枝駅周辺整備基本計画調査においても、既存の施設の機能を生かした産業業務施設の導入を図る地域として位置づけがされております。したがいまして、商業施設の立地というよりは、これらの位置づけに基づいた産業業務施設の有効かつ効率的な土地利用を図っていく地域と考えておりますので、御理解を願いたいと思います。  次に、商店街の活性化施策の立案及び実施については、現在でも商店街のイベントの実行委員会や、商工会議所等の話し合いを進める中で、実現可能なものについては積極的に意見を取り入れ、実施しているところでございます。また、本年は商業活性化ビジョンを策定する計画であり、現在準備を進めておりますが、ビジョン策定についてもできる限り商店街等関係者の意見を取り入れたものにしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 増田猪佐男君、よろしいですか。6番 増田猪佐男君。 ◆6番(増田猪佐男君) 御答弁ありがとうございました。私から再質問をさせていただきたいなと思います。  御答弁はなかなか御立派で、御検討していきますということは、私は十分理解できますけれど、実際この駅北の商店街の問題について非常に先のこと、今はどうして行くかということをつくづく真剣に考えた場合に、とにかく郊外地域に衣食住にかかわる全国チェーンの組織的な企業が進出しているために、極端に言えば、大店舗法が緩和される中にこういう零細店舗が減退していくわけでございます。そういう点について、この大店舗法の緩和される中で、ひとつ市の要するにいろんな許可の問題、土地利用委員会とかいろんな方法があるわけですけれど、その市の物腰がちょっと甘い考えじゃないだろうかなと、こう考えるわけです。その点どうかなということで、市長のお考えを聞きたいと思います。  2番目の点は、十分理解できます。  3番目の、駐車場の件でございますけれど、やはり藤枝市の現在の駐車場が全部入れると約150台ぐらい収容できるそうですけれど、現在は120台程度の収容しかできてないような状況でございます。これを例えば、立体式に5階、財政面からいろいろ考えるとなかなか難しいわけでございますけれど、仮に3階あるいは5階建てにした場合には、この4倍、5倍の収容ができるわけです。そういう点、将来どういう細かい方法が考えられているか、もう一度お伺いしたいなと思うわけです。  4番目の、文化センター利用のは十分理解できます。  そして、経済連通りの道路の街路地の問題でございますが、これはなかなか今も答弁がありましたとおり、業務的になかなか難しいということはわかりますけれど、現在、あそこを市長が夜9時ごろ歩いて、通ってみていただければわかると思いますけれど、これは町じゃなくて田舎通りというような表現をしたらどうかと。要するにここをもう少し市も積極的に取り組んで、明るいまちづくりの一端を起こしたらどうかということを考えますが、その点いかがでしょうか。  そして、6番目の、住民の声をどうかと、こういう私が質問をしているのは、現在の駅北の商店街の衆の声というのは、現在非常に売り上げが少なく、要するに郊外的な大店舗へお客が取られて、現在固定資産税すら払えないというような状況が、声が出ているわけです。そういう深刻な状況の声が出ているにもかかわらず、市の考えとしてはどういうような手を差し伸べているのか、その点をお聞きしたいと思います。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 再質問にお答えいたします。  最初に、駅北の活性化ビジョンについて、大店舗の進出と商店街の皆さんが非常に困っている、それに対して市の土地利用が甘いのではないかというような御指摘でございますが、決してそういう点はございません。土地利用については、一定のルールがございまして、規定がございますので、その規則に基づいての土地利用を行っているわけであります。ただ、大店舗の関係については、これは藤枝市だけの問題でなくして、規制緩和によるところのこうした余波というか、影響が出ているわけでありまして、先日も商工会議所の皆さんともお話を申し上げたのでありますが、商店街の皆さんは非常に苦労をしている。苦労というか非常に困っているということでございます。この点につきましても、市としてもできることはもちろん手を打たなければなりませんけれども、なかなかこの規制の上積みというのは難しいという点があることもまた御理解を願いたいと思います。したがって最後の、「住民の声を聞け」というお話でございますが、できるだけ具体的な問題についてひとつ商店街の皆さん、商工会議所の皆さんにも具体的なものをひとつ提案を願いたいということも私どももお願いをし、これからも協議を進めていきたいというように考えておりますので、御理解を願いたいと思います。  それから、駐車場の関係でありますが、御指摘のとおりの数字は出てくると思いますが、今の駐車場に手をつけて、また駅周辺の改めて整備計画が、また出た場合に、二重になってくるわけでありますから、駅周辺検討整備委員会と全体を含めて、どうするかということを、先ほど申し上げた文化センターも含めて、ひとつ検討を願いたいということを申し上げておりますので、御理解願いたいと思います。  それから、経済連の関係でありますが、経済連の通りでありますけれども、あそこは先ほど申し上げましたように、商業地域ではないわけでありますから、したがって、いわゆる産業業務施設の有効かつ効率的な土地利用を図っていくということを申し上げましたけれども、地域が位置づけされておりますから、その地域に合った振興というものを考えていく必要があるのではないか。これは市も考えなければなりませんけれども、そこにいる皆さん方からもひとついろいろと知恵を出していただいて、今後取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 増田猪佐男君、よろしいですか。6番 増田猪佐男君。 ◆6番(増田猪佐男君) ただいま市長からいろいろ御答弁がありまして、いろいろありがとうございました。  それで、今後もやはり駅周辺、特に駅北の方ともぜひいろいろと施策あるいは温かい手を差し伸べてやって、そしてこれから藤枝市の玄関口としての機能を果たすように、ひとつ行政面からお願いしたいなと思います。  以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大井市郎君) それでは、次へ進みます。7番 森 輝男君。           (登       壇) ◆7番(森輝男君) 蓮華寺池、お姫平、招魂山、これらには懐かしい響きがあり、子供のころの格好の遊び場でした。蓮華寺山の山頂まで一気に駆け上がると体中から汗が吹き出し、緑陰を渡る涼しい風に一息つく。山頂からは延々見渡せるすばらしい眺望が広がり、さんさんと白煙に輝き海と空の境を越えて、遥か悠久の宇宙へと連なって行く。東南にはトラックの走る東名高速、西には家並みや瀬戸川の流れ、東側の木立の向こうにはきれいに刈り込んだ茶畑、南にはたくさんの家並みと遥か遠くにきらきら光る駿河湾、360度の大パノラマと人々の暮らし、その風景の中には音があり、豊かな自然とまばゆいばかりの光風の中に、山河は見事に溶け込み豊かに呼吸している。この大自然から人々は多大な恵みを与えられているのである。このように蓮華寺池公園を取り巻く地域は、藤枝市の中央に位置し、本市の行政・経済・教育・文化などの中心的役割を担っている地域である。近年、第二東名や志太中央幹線を初め、総合運動公園、駅周辺の整備計画など多様なプロジェクトが進められている中で、これらの事業の相乗効果を最大限に生かすとともに、われわれの文化遺産でもある蓮華寺池公園をさらに開発を進め、中央における新たな森林環境文化レクリエーションゾーン形成のための役割も期待されております。  富士山を望むみどり豊かな丘蓮華寺山に、藤枝市の特徴ある日本一藤の里づくりをテーマとした施設の集積を図り、文化交流の拠点を形成することにより、県内はもとより、全国各地から多くの人が集まり、遊び・学び・交流する中で、新たな文化の創造をする「遊・学・交・創」の4つを基本テーマとして、日本一藤の里づくりを進めていってはいかがでしょうか。この公園は、すばらしい観光拠点でありながら、利用者はピークどきに比べ、現状では横ばい状態で、どちらかと言えば減少傾向にあります。この主な原因は、公園施設や売店の再興が挙げられます。それに加え、周辺の農地・山林・原野の荒廃・交通アクセスの悪さ・駐車場の不足等が指摘されております。このようなことから、今こそ蓮華寺山の持つ本来のよさを最大限に生かし、総合運動公園とあわせて、広域的な公園として多くの県民・市民・観光客に利用してもらえるような整備が必要であります。そこで、日本一藤の里構想について、通告に従いまして、幾つかお尋ねいたします。  1点、蓮華寺山の持つ本来のよさを最大限に生かし、総合運動公園とあわせて広域的な公園として、多くの皆さんに利用してもらえるような公園とするために、運動公園までの遊歩道の整備計画の考えはないか。また、市民の憩いの場、子供たちの夢を育てる場として、さらに山頂一帯を拡張する計画はないか、お尋ねいたします。  2点、世界のフジ植樹計画について、それぞれの国の雰囲気が出るようなフジを生かし、フジを中心とした庭園づくりをする考えはないか、お伺いいたします。  3点、日本一藤の里にふさわしいレストハウス建設計画はないでしょうか。1階にはフジのグッズコーナー・市の特産品コーナー・フジのサミットなど、姉妹都市提携をしている都市の特産品。2階には、食事のできるレストラン。また建物の外観色彩については周囲の景観に配慮したもの。  4点、レストハウスに併設して、日本一フジの資料館の建設計画はないか、お尋ねをいたします。世界のフジ、いろいろなフジが音と光と色によってスライドで一目瞭然楽しめる。藤枝の地名の由来、フジのルーツ、フジのサミット、市の花、フジに関する資料等、だれが行って見てもまた見たくなるような、見終わって満足感を味わうような、そういった資料館でありたい。  5点目、蓮華寺池公園を中心とする藤の里まちづくり市民会議、委員会を発足させてはいかがでしょうか、お尋ねをいたします。以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(八木金平君) 森議員の、日本一の藤の里構想の御質問にお答えいたします。  まず、第1点目の、蓮華寺池公園と総合運動公園を結ぶ遊歩道の整備計画についてのお尋ねでございますが、日本一の藤の里計画書の中において、総合運動公園と蓮華寺池公園を結ぶフジの散歩道として計画されておりますが、現在は総合運動公園の建設に鋭意努力している状況下にありますので、今後は開設に合わせ整備計画の策定をしてまいりたいと考えております。  次に、蓮華寺池公園の山頂一帯の拡張についてのお尋ねでございますが、御承知のように、蓮華寺池公園は、「花と水と鳥」をテーマに、市民の憩いの場として、昭和48年から整備をしてまいりました総合公園であります。また、昭和61年1月1日には、静岡の自然百選にも認定された経緯もございまして、自然とみどりを極力守っていくのがねらいでありますので、現在の段階では考えておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。  次に、第2点目の、世界のフジ植樹計画についてのお尋ねでありますが、日本一の藤の里計画書の中で、藤の里拠点づくりを進める計画はございますが、具体的に世界のフジについて限定はされてはおりません。現在、蓮華寺池公園に隣接する土地に、藤の里広場の整備を進めておりますので、フジの圃場整備にあわせ、各種のフジの苗等も育成をし、将来に備えてまいりたいと考えております。  次に、第3点と第4点目についてのお尋ねでございますが、第1点目に申し上げましたように、総合運動公園でありますので、当公園内へそのような建物・建築物を建設の計画は今考えてはおりませんので、御理解を願いたいと思います。  次に、第5点目の、藤の里まちづくり市民会議についてのお尋ねでございますが、平成6年8月、日本一の藤の里づくり市民会議が結成され、平成7年8月22日、1年間の検討成果をまとめた提言書をいただいたところでございます。現在その提言を尊重し、実現に向け、努力してまいりたいと考えておりますので、新たに市民会議の発足については考えておりませんので、御理解を願いたいと思います。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 森 輝男君、よろしいですか。7番 森 輝男君。 ◆7番(森輝男君) 今、地元商店街の皆さんは、熱き思いを胸に蓮華寺池公園を中心とした、藤の里まちづくりを真剣に考えております。例えば、交通アクセスの問題、それから駐車場の問題、さらには県立藤枝西高等学校跡地を中心に、日本一の藤の里まちづくりをテーマとした施設の集積を図り、文化交流の拠点を形成するもの。市民参加の民主的地方行政の確立を図りながら、地域住民が英知を出し合い、行政主導型ではなくて、どちらかと言いますと、行政が吸い上げていただく、そうした形をとりながら藤の里づくり委員会を、ぜひこの地元商店街の皆さんとして発足をさせていただきたい。そういうお考えはないかお聞きいたします。  次に、「世界のフジを植える計画はない。」とおっしゃられましたけれども、日本一の藤の里づくりを目指すからには、超目玉となるような計画はやっぱり必要ではないでしょうか。フジは世界各国にはたくさんあるように思われますけれども、東南アジアとマレー半島ですか、それから北アメリカ東部に分散しております。欧州にはそうした類似の花があるようですが、そうしたものもいろいろやはり市民に関心を持っていただく。藤枝市民でありながら、割合フジのことについて御存じない方がたくさんいるようでございます。例えば、市の花フジを広く市民に親しんでもらうために、シンボルマークの制定をいたしました。そのシンボルマークにも深い大きな意味があるにも関わらず、割合ただ、「きれいなシンボルマークだな。」ということで、「これには、こういった意味がありますよ。」というようなことと、一家に1鉢運動もやっておりますが、そういうことも大変いいことだと思います。それで積極的にフジの棚もつくっております。また、フジを生かした多くの商品の開発も進めておいでのようです。私は、全国に先駆けてフジと言えば藤枝市、藤枝市と言えばフジとサッカーのまち、藤枝発全国行きの情報発信の拠点として売り出す。日本一の藤の里まちづくり、これはかけ声だけでなくて、名実ともにスケールの大きな発想で推進をしていただきたい。そのためには何か核となるようなものが必要ではないでしょうか。総合計画の中に日本一藤の里まちづくりを目指して、事業を推進していくとありますが、これから先どのような構想で、どのような計画があって進めていくのか、お尋ねいたします。以上です。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 今、日本一の藤の里を目指していく、その構想についての御質問でございますが、森議員の御熱意に対しては心から敬意を表する次第であります。  先ほども申し上げましたように、日本一の藤の里計画書をまず策定させていただきました。そして、一昨年、日本一の藤の里づくり市民会議を結成していただきました。平成7年8月22日に1年間の検討の成果を出していただきました。そして市民参加で日本一の藤の里まちづくりを進めていこうということで、この1年間の検討成果を昨年8月にいただきました。したがいまして、それに今基づいてその提言の具体化に取り組んでいるところでございます。したがいまして、その提言を尊重し、その実現に今努力をしてまいっているわけでございますので、これらに基づいて日本一の藤の里づくりを推進しているところでございます。  なお、それから世界のフジでありますが、世界のフジだけでなくして、各種のフジを、先ほど申し上げましたように、蓮華寺池公園の近くに圃場をして準備し、植えているわけであります。ですからそれは将来に備えてやっていこうということで、花の会、それから藤の里の皆さんに協力をいただいて、今、取り組んでいるところでございます。いずれにいたしましても、御指摘のあるように、日本一の藤の里を目指して、いろいろと今取り組んでいるということも御理解を願いたいと思います。 ○議長(大井市郎君) 森 輝男君、よろしいですか。7番 森 輝男君。 ◆7番(森輝男君) 御答弁ありがとうございました。以上で質問を終わります。 ○議長(大井市郎君) それでは、次へ進みます。3番 落合慎悟君。           (登       壇) ◆3番(落合慎悟君) 通告に従いまして2点について質問をいたします。  1番、地方分権と地方行政改革についてでございます。  今の日本の機構は、中央分権、地方集権と言われるように、中央が幾つもに縦割りに分断され、これを総合化するのが地方となっています。そして国、国出先機関、県、県出先機関、市町村という三重四重の多重構造になり、何千何百という国庫補助金がこの段階を通っておりてきます。したがって、最初から実際に仕事をする自治体に一般財源として渡す、つまり、一重構造にすればその上で座っている国やその出先機関の多くの公務員は、大半いらなくなります。極めてすっきりすると思います。これこそが最も重要な行政改革の柱としなければならないと思います。我が国の行政は全体の75%が地方で行われていますが、これを税金を納めている納税者側の立場から見ますと、地方へ直接納めるのは3割余り、あと7割近くは国税として納められ、国の予算に計上され、そこから中央各省へ、そして地方へ国庫補助金として配分されています。そのため、自治体では、日常業務のうち約半分が国庫補助金関連事務で占められているということが、平成6年12月に地方自治経営学会っていうところがありまして、そこで全国の県や市に調査を行いましてアンケートを取りました。その結果から出ておりました。このことから、自治体がいかに国の下請機関的な状況、実態に置かれているかがわかります。そこで、ここ数年来、地方分権に関する論議が高まり、規制緩和と並んでこれからの我が国の重要なテーマ、課題として注目されるようになってまいりました。平成5年6月には、衆・参両院において地方分権に関する決議が行われ、平成7年5月に地方分権推進法が成立し、ことし3月には地方分権推進委員会の中間報告が出されました。地方分権ということに政界、経済界、労働界など、広く各界から強い関心と期待が寄せられております。しかし、中央レベルの盛り上がりとは裏腹に、地方では関心が今ひとつのように感じられます。分権によって地域がどのように変わるのか、住民には見えてきません。そしてわからないのです。藤枝市において、今実際にどんな不都合、不合理な実態にあるのか、これを改善するにはどんな改革を望んでいるのかを伺います。  次に、地方行政改革についてですが、ことし2月に藤枝市行政改革大綱が発表されました。今、研究委員会で検討されているとは思いますが、しかし、現在、財政は窮迫し、行政需要は山積しています。行政の守備範囲の見直しが緊急に必要です。施設の有効利用、利用者負担のあり方、古い役所体質のリストラ、活気よく働く職場へどう改革するか伺います。  次に、市長は、最近これからは志太の二市二町、3市2町との広域連合や合併も考えていかなければならないと話しております。地方分権の受け皿整備としての中核市制度や合併について、どう取り組んでいくのかを伺います。  表題の2に移ります。選挙の投票率向上に対策をでございます。  昨今、政治離れや無党派層の増大などと言われており、投票に行かない人が多くなっております。昭和60年に青年会議所が行った、私がちょうどいたときでございます。住民アンケートですが、「地域のさまざまな問題について住民はどこにその解決を持ち込んでいるか」という質問に対し、「自治会、町内会などへ」というのが29.7%でした。「市役所へ直接」というのが45.8%、「地方議員へ」というのが16.9%となっておりました。都市に行くほど議員の率が下がっております。さらに地方議会議員の選挙の投票率が低下を続け、昭和50年では80.7%、平成7年4月の県議会選挙では52.54%、市会議員の選挙では昭和53年が88.78%、平成6年が71.01%でした。住民の議会離れが拡大しています。議員の反省も必要ですが、住民に議会の状況を伝えるメディアの改革が必要に思います。市民に議会に対する意識を強く持たせる工夫や投票に行きやすいシステムの構築が必要に感じます。投票率向上のための行政側の取り組みや考え方を伺います。また、投票入場券ですが、投票所の地図と受付番号を明記したものに変更していただきたい。そしてパソコンによりバーコード利用すれば不在者投票管理や受付窓口の拡充など、総合的選挙システムが確立できます。検討や導入について伺いたいと思いますが、たまたまこれ松山市の投票所です。これは地図が出ていまして、バーコードになっています。非常に不正も防げますし、500万円のソフト代でつくったそうでございますが、非常に参考になると思います。 以上2点について質問をいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(八木金平君) 落合議員の御質問にお答えいたします。  まず、第1点目の地方分権についてでございますが、落合議員も御指摘のように制度の実施から日が浅いために市民には理解されていない現状にあると思いますが、御承知のように本年4月から開発行為の許可、平成9年度から建築許可事務について権限が委譲されます。今後において、当面当市として考えられるものといたしましては、例えば小規模農地の転用等の許可事務、2つ目には用途地域の都市計画の決定事務、3つ目には市街化区域等の都市計画の決定事務等が委譲されれば、事務処理の迅速化が図られて、今後のまちづくり等に柔軟な対応が可能となり、市民サービスの向上に役立つものと思っております。  次に、第2点目の行政改革については、本年2月策定をした藤枝市行政改革大綱に基づき、行政改革実施計画策定部会を設置して、平成8年度から平成12年度のおおむね5カ年で実施する行政改革実施計画を策定し、具体的に実施していく計画でおります。本年度においては、一つには事務分担、事務事業の見直し調査、2つには施設の有効利用、3つには組織、機構の見直し、4つ目には生産形成能力育成のための研修等を実施してまいります。  次に、第3点目の地方分権の受け皿、整備としての中核市制度や合併についての御質問でありますが、御承知のとおり、昨年7月に地方分権推進法が施行されて、また昨年4月には市町村の合併の特例に関する法律が大幅に改正され、有権者がその総数の50分の1以上の者の署名をもって市町村の長に合併協議会の設置の請求ができること、また、市町村合併に対する国からの財政支援の増大が図られるなど、地方分権に向けて大きな一歩を踏み出したことは画期的なことと受けとめております。御承知のように静岡市と浜松市が中核市としてスタートいたしましたが、今後は本市が中核市を目指すためには、人口規模など合併等によるところのクリアしなければならない課題や要件がありますので、現在3市2町の振興協議会の地方分権部会において現在事務レベルでの研究をしているところでございます。なお、選挙の投票率向上については総務部長からお答えいたします。 ○議長(大井市郎君) 総務部長。           (登       壇) ◎総務部長(中村博君) 2点目の点につきまして、私の方から御答弁させていただきます。投票率の向上につきましては、これまで明るい選挙推進委員会等によりまして、街頭啓発を初め、同報無線などを活用して広報、あるいは各企業、公の施設へのポスター掲示、また投票所に気楽においでいただけるような雰囲気づくり、こういったものをできる限り取り組んできたところでございます。  それから、入場券の件でございますが、この入場券への投票所の案内地図につきましては、次回の選挙から実施する考えでございます。  それからバーコードの利用につきましては、現在、実施いたしておりますところの状況を十分調査しながら、今後の研究課題ということにさせていただきたいと思っております。以上です。 ○議長(大井市郎君) 落合慎悟君、よろしいですか。3番 落合慎悟君。 ◆3番(落合慎悟君) ありがとうございます。少し市長に意気込みを再度伺いたく、お願いしたいと思います。  少し私も調査してありますので、それを踏まえてお話をさせていただきますが、税金を1円でもむだなく効率よく使うのが地方自治の原点と考えます。我が町の行革度をはかるのに人件費比率、普通建設事業比率が使われます。特に、経常収支比率中の人件費が正確にとらえることができると思います。平成5年度のベスト1は、福岡県の宗像市で17.6%です。2番手がお隣の焼津市の19.2%でした。藤枝市は24.6%でございます。ワースト1は徳島県の鳴門市で55.9%です。これでは税金の半分以上が人件費でございます。行政の効率経営のため、内部コストを下げる努力をぜひお願いしたいと思います。また、市民向けの経費であってもスクラップ・アンド・ビルドが必要です。民間企業ですと、消費者ニーズに合わせて商品をどんどん変えていきます。役所は一たん予算がついたら5年も10年も変えていきませんね。落とせません。だから、何か新しいことをやろうと思ってもできません。いわき市などで導入されているサンセット方式、これはアメリカからの方式でございますが、期限つきで事業を行うということも大事だと思います。先ほど、事務事業補助金の見直しと言われましたが、その基準はもうできているのか、その辺をちょっと伺いたいと思います。
     次に、行政の守備範囲の見直しについて、行政がやるべき分野はどこまでかという限界をはっきりさせてほしいということです。市民が行政に甘えてこれもやってほしい、あれもやってほしいということで、行政がどんどん肥大化することになりました。行政の守備範囲という視点から見直す、税金でやるならどこまでか、どこから先は利用する人から利用料金をいただいてやるかということを具体的にするべきだと思います。コスト面から公立と民間の比較分析が必要でございます。平成7年の6月に公表された公立と民間委託のコスト比較ですが、ごみ収集1トン当たり経費40.6%、学校給食1食当たり経費47.3%、学校用務員27.7%、保育園、保育所園児一人当たり公費負担額24.9%、老人福祉センター24.5%となっています。人口10万人程度の市ですと、藤枝市あたりですね、ごみ収集で約2億円、学校給食で約1億円、学校用務員で1億円、保育園で3億円から5億円となっております。住民サービスの面において公私を比較して見ても、「委託によってサービスが落ちることはなかった。」「かえって良い場合も多い。」「民間は年中無休。」「施設の利用時間の拡大。」などと「民間の方が優れている。」との指摘も多くありました。なぜ民間委託にするとコストが下がりサービスがよくなるのか、市長わかりますか。民間委託について検討した事業はありましたか。少し市長の考えを伺いたいと思います。  次に、古い役所体質のリストラです。やはりアンケートからですが、役所は原価意識、コスト意識が非常に弱く、高いコストでも平気です。時間の観念が薄いと出ています。役所では失敗を責められる減点主義人事で、やる者が報われるシステムにはなっていません。効率的経営が評価されないとなっております。民間は生き残りに必死です。役所には厳しい競争がないからです。最近の若い職員は何十倍という競争率で入ってきますから、大変優秀です。古い役所体質の改善をしていただき、古い役所体質を押しつけないでいただきたいと思います。さて、活気ある、よく働く職場へどう改革するかということですが、みずから考え、みずから行うという政策形成能力を持つことが大事です。北九州市では勤務評定システムで挑戦加点制度を平成6年から導入し、チャレンジ精神を育てることをやっています。やる者が報われるシステムの導入が必要です。岡山県玉野市では、市長が三井造船に前、勤めていましたので、その時代に実践していた目標管理制度を昭和53年から導入し成果を上げています。今年もやっております。これは毎年4月15日までに重点施策目標管理制度報告書というのをつくって、部門、設定者、目標事項、達成度を記入して市長に報告するというようになっています。制度の流れはマネジメントサイクルと同様であり、計画、実施、統制の3段階を通して、仕事をやっていくという内部管理体制です。静岡県でも希望の職場を公募し配属先を決めたり、昨年6月に3Cタイムという制度をつくり、朝10時までは仕事を集中させ、会議を禁止することを導入いたしました。3Cというのは市長、わかります。コンセントレーション、クリアランス、クリエイティビティということです。北九州市では平成5年からお役所リストラに取り組み、事業の再構築を始めました。さらに平成6年から仕事シェイプアップ作戦を実施しています。このように各市いろいろやっておりますので、市長としての意気込みをぜひもう一度聞かせていただきたいと思います。以上、お願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 落合議員は勉強された結果を発表されまして、感心して伺いました。大変参考になりました。私は今、地方分権が叫ばれており、その地方分権が市民にまだ徹底していないと御質問されました。そのとおりであります。しかし、そういう中で地方分権を進めていく、そのために行政改革もこれからやっていこうということで、御答弁を先ほど申し上げました。そのためにはいろいろと研究部会をつくって、今取り組んでいるということを申し上げました。そのことは各市において同じようにそれぞれ今発表されていましたような、具体的にそれぞれの市が取り組んでいるわけであります。藤枝市も先ほど申し上げましたように今取り組んでいるわけであります。具体的には今藤枝市の中においても提案制度というのを採用いたしまして、若い皆さんに具体的に提案してもらう、市民のためになること、市勢発展のためになることならひとつどんどんやりなさいということで奨励をしているわけであります。そうしてできるだけやっていきたいと思って今努力をしているわけであります。そういう中でこの地方分権を進めるためには、この前の議会でも申し上げましたように、まず自治体が意識改革をしていかなくてはならない。それと同時に市民が参加をしてもらうということ。市民が参加していろんな物事について発言もしてもらうし責任も持ってもらうと。その中からおのずから行政が受け持つ守備範囲、市民がやるべきこと。だんだんとやっぱりこれから成長していくと思うんですね。ですからそういう形の中でこれからはひとつやっていきたいなというように考えているところでございます。いずれにしても内容は今、検討の最中でありますので御理解を願いたいと思います。 ○議長(大井市郎君) 落合慎悟君、よろしいですか。3番 落合慎悟君。 ◆3番(落合慎悟君) 市長、市長の意気込みを聞かせていただければ結構です。本当にいろいろ話をしましたけれども、やはり企業も同じです。トップの気持ちで社員たちは動くと同時に、職員も同じだと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。幾つかちょっと質問というか、難しいことを言ってもしようがないですからやめます。  投票率の件でちょっと先ほど言い忘れましたので、藤枝市の昨年の選挙、20歳から24歳までの男子の投票率が19.18%、女性が25.15%、ほとんどは女性の方がパーセントが多いわけですね。投票率がいいんです。この20歳から24歳までが極端に少ない。25歳から36%から30%からずっと上がっていきます。ですから、特に若い人たち、学校を卒業して間もない人たちにどうしたら選挙に行ってもらえるか、投票に行ってもらえるか、その辺を重点的にやっていただけたらいいんじゃないかなと思いますので、お願いしたいと思います。先ほど地図を入れてくれるという件ですが、これは高柳茶屋河原会館というのがありまして、そこはどこかわからないということがこの間の選挙のとき、大分声を伺いました。そして特にこの茶屋河原会館の投票率というのは下から2番目なんですよね。なぜかというとアパートが約半分だという結果から非常に悪いということでアパートの人たちに、住人たちですね、住民たちにどうしたらそういう面で行ってもらえるか。その辺もあわせてお願いしたいと要望にしておきますので、よろしくお願いしたいと思います。これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大井市郎君) それでは、次へ進みます。19番山田敏江さん。           (登       壇) ◆19番(山田敏江君) 通告に従って1点について質問いたします。  第1に障害者高齢者にやさしい在宅福祉の充実を、第2に障害者プランの早期策定を。  第1の、障害者高齢者にやさしい在宅福祉の充実を、であります。市長は6月28日の議会開会日のあいさつで、第三次藤枝市総合計画後期施策展開計画の方針を述べられたと き、人にやさしい福祉の充実を行いますと、一言言われただけでした。市民の皆さんの関心の集まる施策でありますので、改めて具体的に質問をいたします。1、96年度版厚生白書では寝たきり痴呆虚弱をあわせた65歳以上の要介護高齢者が、約30年後の2025年には520万人と推計し、国民25人に1人の割合に達すると指摘しています。藤枝市における要介護高齢者の実態について伺います。それぞれ、年齢別にまた、介護者における男女別年齢も伺います。介護者の肉体的、精神的及び経済的負担ははかり知れないものがあります。まさに体験者でないとわからないほど多くの負担を負っています。介護人手当の引き上げこそ在宅福祉の中心をなしていると考えますが、手当ての額、月2万円、年24万円にしてこそ人にやさしい福祉と考えますが、どのようにお考えですか、伺います。3点目、厚生省は昨年9月に静岡県を含む13都道府県3政令市で、同年4月1日から10日までに65歳以上で死亡した人の介護の状況を調べる調査を行いました。死亡した5,500人の世帯を訪問、面接し、87.2%から回答を得ました。まとめた結果によりますと、介護者は同居家族が66.8%、仕事を持っていたと答えた人は54.4%、このうち仕事をやめた人が20.6%でした。介護者が介護で困ったことは、ストレスや精神的負担52.7%で、十分睡眠がとれなかったが45.7%でした。このような調査でもわかるように、在宅での家族介護を考えたとき、介護者の負担を少しでも軽減することが必要で、24時間対応ホームヘルプサービスの実施がいかに大切かがわかります。ぜひ早期に進めていただきたいのでありますが、実施計画はどうか伺います。4点目、これから夏に向けて、寝たきり老人のつらい日々が訪れます。健康な人は毎日お風呂に入ります。汗をかけばシャワーですっきりし、いつでも気持ちよく生活したいと考えます。月2回の入浴サービスを週1回ないしは2回に改善できないか、伺います。5、宅配給食サービスの事業内容について伺います。平成8年度は5ブロックに拡大されることから対象者を一人暮らし虚弱老人に限定して希望をとったため、50人くらいと聞いております。各地区ごとの配食数を伺います。また、対象枠の拡大で老人世帯、希望するお年寄りの宅配はできないか伺います。配達者について身分保障や交通事故保障、賃金保障等についてはどうか伺います。  次に、第2の障害者プランの早期策定を行います。  1、国の障害者プラン、ノーマライゼーション7カ年戦略に基づく市の障害者計画策定指針はいつまでに作成するのか、作成までの計画を伺います。2、各障害者団体への強力な呼びかけ、策定委員会参加についてはどのようにお考えか伺います。3、具体的施策の推進方向の中で述べられている問題について、市長の見解を具体的に伺います。1に住まいや働く場、ないし活動の場の確保で、障害者世帯向け公営住宅や福祉施設を併設、合築した公共住宅団地の建設、またグループホームへの活用を推進しておりますが、市の公営住宅マスタープランにおいて、こうした内容をどうするか伺います。2、精神障害者施設、心愛作業所は手狭となっております。施設の拡充が必要と思うがどうか伺います。 3、重度障害を持っている高齢者の対応で、現在行っているリハビリ教室をもっと身近なところで行われるように、例えば地区集会所、老人憩いの家などを利用して利便を図っていただきたいのでありますが、どうか伺います。4、福祉施設の適正な立地の促進について、区画整理や再開発等のまちづくりに関する事業と連携してデイサービスセンターやリハビリテーション施設等、福祉施設の適正な立地を計画的に進めることや、福祉施設の公共団地への併設や合築等を積極的に推進する、とあります。この点についてどのようにお考えか、伺います。以上、問題点も含めて伺いますので、よろしく御答弁ください。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(八木金平君) 山田議員の質問にお答えいたします。まず、私の方から障害者プランの早期策定についてお答えをさせていただきます。  第1点目の市の障害者プランの作成計画についての御質問でございますが、県が平成5年5月に策定をした「ふじの国障害者プラン」また国が昨年12月に策定した障害者プランとの整合性に配慮しながら当市においても本年度にこの準備のための調査等を行い、平成9年度に策定する予定であります。第2点目の各障害者団体への協力、呼びかけ、策定委員会への参加についてでありますが、広い範囲から委員を選出して人にやさしいまちづくりを目指しておりますので、障害者の代表の方も策定委員に加わっていただく考えでおります。第3点目の具体的施策の推進方向についてでありますが、まず第1点目の障害者プラン策定に当たっては、当然障害者向け公営住宅やグループホーム等含めて取り組んでいかなければならないと考えております。住宅マスタープランの中に高齢社会に対応するシルバーハウジングを盛り込んでありますが、今後障害者プランの中でも住宅マスタープランとの整合性を図りながら検討してまいりたいと考えております。  次に、心愛作業所は昭和60年11月に開設され、11年目を迎えております。多くの通所者が利用されており、その役割は十分に果たしていると考えております。御質問の施設の拡充については、今後心愛会の皆さんと協議をし、検討してまいりたいと考えております。  次に、現在高齢者脳血管疾患、心疾患等による心身の機能が低下している方々に対して、当市では保健センター、市立西益津公民館、市立大洲公民館でリハビリ教室を実施しております。今後より多くの市立公民館で地域リハビリ教室が開催できるよう考慮してまいりますので、地区集会所、老人憩いの家での開催は考えておりません。  次に、福祉施設の促進についてでありますが、その必要性は大いに感ずるところであります。新しいまちづくり事業を推進していく中で、福祉施設の設置についても研究していきたいと考えております。残余については福祉保健部長からお答えをいたします。 ○議長(大井市郎君) 福祉保健部長。           (登       壇) ◎福祉保健部長(村田茂穂君) 第1点目の障害者高齢者にやさしい在宅福祉の充実をという題でございますけど、1点目の要介護高齢者の実態についてでありますが、本年4月1日現在の年齢別区別は、寝たきり老人が65歳から69歳までが37人、70歳から74歳が55人、75歳から79歳が71人、80歳から84歳が102人、85歳以上173人で、男女別では全体のうち男197人、女241人でございます。痴呆性老人は65歳から69歳までが2人、70歳から74歳までが9人、75歳から79歳までが17人、80歳から84歳が19人、85歳以上43人で、そのうち男27人、女63人となっております。なお介護人につきましては約90%が女性であると思われております。  2点目の介護人手当の引き上げについてでございますが、平成4年度に支給額を現在の6万円に改正し、また昨年度に基準日を年2回、これは4月1日、10月1日ですけど、から年3回、4月1日、8月1日、12月1日に改正されてまいりました。現在のところ支給額の見直しは考えておりません。  3点目の24時間対応のホームヘルプサービスについてでございますけれども、勤務体制、夜間でのマンパワー確保等、課題もあります。現在、社会福祉協議会及び在宅介護支援センターと協議、検討しているところでございます。当面は派遣対象者の要望により、時間延長と休日祝日等の派遣で対応していく考えでございます。  4点目の入浴サービスについてでございますけれども、本年4月にホームヘルパーの増員と入浴車も1台増車したところでございます。今後利用者の意向なども踏まえ、研究していきたいと考えております。  5点目のひとり暮らし老人等食事サービスについてお答えいたします。本事業は高齢者に栄養のバランスのとれた食事を提供し、地域社会とのつながりをつくるとともに、利用者の安否と確認や健康状態の観察をすることなどを目的としております。対象者は当面ひとり暮らし老人のうち、虚弱な方を対象としますが、現状を見る中で弾力的に対応していく考えでございます。  次に、6月末現在の希望申請者は葉梨地区が1件、広幡地区1件、西益津地区7件、藤枝地区14件、青島地区19件、高洲地区5件、大洲地区2件の合計49件となっております。なお、宅配者の身分保障、事故保障、賃金保障など、具体的内容については事業の委託先である社会福祉協議会と今後十分協議していく考えでございます。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) ここでしばらく休憩いたします。                         午後2時28分休憩                         午後2時40分再開 ○議長(大井市郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(大井市郎君) 一般質問を続けます。19番 山田敏江さん。 ◆19番(山田敏江君) 市長、御答弁ありがとうございました。しかし、これまでにも何回も福祉の関係やらせていただいておりますけれども、市長が就任のあいさつ、それぞれ選挙でもいろいろとあちこちでお話をしているだろうと思われる福祉の問題、福祉の問題では市長も重点政策の一つとして挙げられているわけですね。人にやさしい福祉の充実をつくります、この意味というものがどんなものなのかというのを本当に私たちは疑問に思うわけです。今私が出しました問題は、若干改善されている部分もありますけれども、ほとんど変わらないと、市長が就任した4年前と比べましてもそんなに変わっていないんじゃないかというふうに思うわけです。それで、市長、日本国憲法の第25条の第1項では「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と生存権をまず言っているわけですね。そして第2項では「国はすべての生活部門について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と国の責任、ひとつの手段、条件を定めております。これは国というのは地方自治体の役目、役割でもあります。こういう観点からやはり行政をやってもらわなければならないというふうに思うわけですけれども、この回答の中では、私は非常に市民も残念だと思いますし、私も大変こういう回答では残念でならないわけです。それで、先日東京の豊島区で餓死事件が起きました。生活保護との関係もありますけれども、しかし、この餓死事件はこの高度経済成長を遂げた日本の中で、餓死事件があったということが多くの人たちから驚かれたわけでございます。77歳のお母さんと41歳の病気を持っている息子さんが財布の中には28円だったか48円だったか、そのくらいのお金しかなかったと、食べるお金もないという中で1カ月後に発見されて餓死ということになったわけです。東京では毎年十数名、8年間でも122名の餓死者が出ているということでございます。これは東京だけの話ではなくて、藤枝市でもあったわけです。高洲でありましたのは、お年寄りの自殺という問題がありましたけれども、これは介護疲れによる自殺でございました。上伝馬で起きたものは介護者が介護疲れで倒れてしまったために、介護されていた人は口に物を入れることができなくて、やはり餓死という問題でございます。そして藤岡などでは、もうあと1日2日待っていればこの人は餓死をしただろうと思われる程、病気で床から起き上がれない状態、何も食べていなかった、こういう現実の問題が、私たちの身近であるわけです。こうしたことを反省するならば、もっと在宅福祉、福祉の面でも考えていかなければならないというふうに思うんです。これは生存権を私たちが、こういう制度の利用や制度をつくることによって保障されるという問題にもなるわけですから、真剣に取り組んでもらいたい。そして今言われたような問題を反省しているのかどうか、市長はこの立場に立ってこれからの福祉をどうしようとしているのか。私は「人にやさしい福祉の充実」という言葉一言だけで済まされる問題ではないと思うんです。すべてに人にやさしい福祉をしてほしい、そういうことを市民の皆さんに約束したと思うんですね。その点についてもう一度市長の思い、見解を伺いたいと思います。ただできないということだけでは済まされない問題ではないかというふうに思いますのでお願いいたします。  それから、実態調査の中でわかりましたのは、やはり非常に寝たきりの方が438人、女性も多いわけです。そして痴呆の人が90人ということで、これもやはりふえている状況傾向にあると思うんですけれども、こうした介護をしている方はもう60歳以上の方が多いということも実際にあるわけですけれども、生活がやはり苦しい状態の中で、在宅福祉を強いられているというふうに思うわけです。国民年金をもらっている方々でもやはり全体でも3万円から4万円程度の国民年金、そして国民年金だけでは生活できないということでアルバイトや臨時パートで働きに出るわけですけれども、十分な介護をしようと思えば、やはりそれは生活が苦しいということからできない、ということも事実にあるわけです。私の知っている方も娘さんが介護をしています。お父さん一人の給料でお母さんを見ているわけですけれども、食費は幾らかと聞いたところ5万円でやっているというんです。3人家族で5万円、1カ月の食費代を充てているというんです。紙おむつの支給もされていますけれども、月に出る紙おむつは支給されている分以外に1万二、三千円買っているということでした。当然、お父さんの給料、年金だけでは大変なので介護の途中2時間くらいを充てて内職をする、ビラなどの配布をするというようなアルバイトをして、何とか赤字の埋め合わせをしているということです。こういう生活実態があるわけですから、やはり介護者が本当に満足な介護ができるようにしていく、それも一つには介護人手当を増額するということからしなければ、何ら解決ができないんじゃないかと思うんです。このお母さんは毎日車いすに乗ってテレビを見ているわけですけれども、本来なら外に出て散歩をしたいだろうし、デイサービスやショートステイにも入って少し家族の休養もとってあげたいだろうと思う、そういうつらい気持ちがやはりあるわけです。その介護手当を全く今考えていないということでお答えになったわけですけれども、市長、そういう家族がいっぱいいるということをぜひ認識していただきたいんです。もしそういうことが認識できないということであるならば、介護者のシンポジウムだとか介護者の人たちを集めた座談会でもいいですからそれをやっていただきたいんです。その点について市長、そうした介護をしている方たちとのひざを交えての話し合いをやるつもりが、やる気があるのかどうか。その点について伺います。ぜひお願いしたいと思います。  それから、24時間対応のホームヘルパーについてでありますけれども、やはりこれは全国でも今大変ふえてきております。愛知県の師勝町やあるいはそのほかでもやられているんですけれども、やっているところで言われてるのはやはり夜介護に行く中で、大変介護者が元気になられる。状態もよくなってきた。家族も大変、余裕というかゆとりが出てきて、家族の仲が円満になってきたとか、いろいろいいことが効果が出ているわけです。そういうことから時間対応、休日対応ということだけではなくて、当面モデル的にでもいいですから、やってみてはくれないだろうか。実際にやってみなければその効果というのはわからないわけです。その点についてどうでしょうか。たとえ1軒か2軒でも構いませんので、モデル的に夜、夜中にホームヘルパーとして行くというそのことをお願いしたいと思いますが、いかがですか。  入浴サービスの問題でございますが、市長、市長はこれから暑くなる夏に向けて毎日お風呂に入られると思うんですね。寝たきりのお年寄りはお風呂に入りたいと思っても入れないんです。介護する人がいなければ入れない状態なんですね。その介護者がとても一人では入れられないということで入浴サービスがあるんですけれども、月2回の入浴では大変お年寄りにとってはつらいことなんです。そういう実感を市長はどのようにお考えですか。車がふえたから、ホームヘルパーがふえたからということだけで済まされる問題ではないと思うんです。やはり、ふえた以上は、それなりの施策をとっていく。それなりの準備をしての入浴サービスをふやすというような具体的な準備に移ってもらいたいというふうに思うんですけれども、その点についてどう考えているのか伺います。それから、宅配給食サービスですけれども、これから現状を見る中で弾力的にやっていくということですけれども、実際はもっと人数的にはふえるのではないかと思うわけです。やはり介護をしている方が、介護をしているために夕食の支度、朝の支度、昼の支度などが大変困難な状況にもあるわけです。たとえ、一日1回でも老人世帯であれば片方が虚弱で調理ができないという状態であれば、老人世帯でもやっていくというようなその姿勢をぜひ今後に生かしていただきたいと思います。それで配達者の問題ですけれど、これはいろいろその地区によって違いますけれども、ただボランティアだからそれをやればいいという問題ではなくて、これは大変大切な事業ですので、ただやればいいという観点ではなく、そうした人たちを登録ヘルパーとして位置づけていく、そして研修会や就労条件なども整備をして一定条件を整えていくということをぜひやらないとこれからふえていく中では、とてもボランティアだけではやっていけない状況があるわけです。そういうことを考えるならばボランティアの身分保証を登録ヘルパーというような位置づけでやっていくことができるかどうか、やろうとする姿勢があるのかないのか、その辺について伺います。障害者プランでございますが、障害者基本法がもとになってこうした障害者プラン、ノーマライゼーションができてきているわけでございますが、やはり、これからの施策ということではありますけれども、ぜひ、十分準備をしていただくということが大事だろうと思うわけです。それで、グループホームの関係ですね。やはり、先ほどの数で痴呆性の方が90人いるという中で、痴呆の方の介護というのは大変なわけでございますから、こうした人たちのグループホームなどを具体的につくっていこうとするのかどうか、そういうことを具体的に方針の中に盛り込んでいただきたいというふうに思うわけです。私の知り合いの方もやはり夜徘回をしてしまうということで、家族はみんな昼間働いてますので、大変困っているわけです。そういう方たち90人が全部が全部とは言いませんけれども、しかし、そうした障害を持っている方たちが今でも困っているということを、ぜひ承知しておいていただきたい、そして、それ以上の障害者などに対する施策もあわせてやっていただきたいというふうに思いますが、このグループホームの問題はシルバーハウジングの中に入るのかどうか、私は入らないと思うんですけれど、やはりグループホームとしてやっていただきたいなと思うんですけれども、この点について、どうなんですか、お伺いいたします。  それから、老人憩いの家は改善しないということでございましたけれども、県条例福祉のまちづくり事業の中でもやはり公共施設にそういうお年寄りの方が集まる場所、あるいは憩いの家はやるとなれば、そうしたトイレなどあるいはスロープなどもつけなければならないというふうになっているわけですけれども、焼津市では3カ所やられているんですね、大変喜ばれてやられているわけですけども、ぜひ進めていく方向で検討していただけないかどうか、このことをお願いしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 山田議員の再質問にお答えをいたしますが、最初のこれからの福祉の進め方ということでありますが、これは一口に言うと、この前の第三次総合計画の施策展開計画で掲げてある一つの指針としてこれから取り組んでいきたいということになると思います。今、具体的に出されましたので具体的に答弁するわけでありますが、一つは寝たきりに対する看護手当の増額の関係ですが、これは山田議員よく御質問されているわけでありますが、藤枝市としても先ほど申し上げましたように、基準日を年2回から3回にしたとか、6万円に改正をしたとかということで先ほど答弁させていただきました。そして、内容についてもただ単に他市との比較の内容はいろいろ条件があるようでありますから、これらについてもそういう条件を勘案しがつら私どもとしては考えていきたいというように考えているわけであります。  それから、ホームヘルプサービスの関係で質問をされているわけでありますが、これも先ほど部長からお答えしましたように24時間でやっていただきたいという気持はよくわかりますけれども、この辺の勤務体制、夜間でのホームヘルパーの確保等いろいろ問題もありますので、とりあえず社会福祉協議会、または在宅介護支援センターといろいろ協議して派遣対象者の要望がどんなふうになってくるか、そんな要望も聞きながら時間の延長だとか、休日だとか、祭日に派遣をしていくというようなことで、今やっていることの枠を拡大しつつ、できるだけ努力して当面対応していきたいというように考えているわけであります。  それから、あと、障害者プランの関係で、今痴呆の関係も出ましたけれども、今痴呆の方の入るところについての御指摘でございますが、第2開寿園を今建設しておりますが、特別養護の中にも痴呆の方も入っているわけであります。したがって、そういうこともあわせて、第2開寿園を今年度中に建設して、来年度開業していきたいし、あと、第3開寿園についても、完成したところで先ほどお答え申し上げたように検討していきたいというように考えて、施設についてもそれぞれ今対応しているところでございます。なお、それからいろいろとこれからの計画について、県・国ができましたので藤枝市としてもその計画を調査に入り、平成9年度には策定していきたいということを申し上げたわけであります。その中には、障害者の皆さんが、策定委員会の中にはひとつ入っていただこうというように考えているわけでございまして、いろいろと遅れている点もありますが、誠心誠意これらの計画を推進する中で実現に向かって努力をしているということもひとつ御理解を願いたいと思います。  介護者との話し合いをしているかという御質問ですが、私の方では、もしあれば時間の許す限り話し合いをしたいと思いますが、現在の段階ではしておりません。担当の方とそれぞれ話をしているようです。残りはまた部長の方からお答えいたします。 ○議長(大井市郎君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(村田茂穂君) 障害者のプランの中でグループホームのことが言われたわけでございますけれども、国の障害者プランの中でグループホームのことについては、ニーズに対応できるようにやってほしいというような計画内容が入ってございます。そういう中で、私どもの方、平成8年から平成9年にかけまして障害者プランをつくるわけでございますけれども、こういうものを十分配慮しながら計画を作成していきたいと思っております。  給食サービスの中で、ボランティアの関係、身分を登録ヘルパーにしたらどうかということでございますけれども、給食サービスは始まったばかりでございまして、少し研究をさせていただきながらやっていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 山田敏江さん、よろしいですか。19番 山田敏江さん。 ◆19番(山田敏江君) 市長、してないと言うんでなくて、私はこういういろんな問題で困っている方が大勢いるということをぜひ市長の耳で聞いてもらいたいんです。そのために福祉シンポジウムだとか、介護者を集めた座談会だとか、そうしたことをぜひ開催してほしい、開いてほしいということをお願いしているんです。やるということで受けとめてよろしいですか。具体的な内容については職員の方でお任せいたしますけれども、ぜひ広範囲の人たちに呼びかけて、福祉シンポジウムをやるというような方向で、ぜひ計画していただきたいと思います。そうすれば、本当に大変な人たちの気持ちがよくわかると思いますし、生の声を聞いて方針をつくるということになるわけですから、ぜひお願いいたします。  それから、入浴サービスの問題でございますけれども、いろいろ回答があって、研究をしていくということでございますけれども、実際に入浴サービス研究をする検討すると言ってもう何年もたっているわけです。1回から2回になったということでは大変前進だと思いますけれども、本当にお風呂に入りたいということは1週間に1度、2度ぐらいはお風呂に入りたいという気持ちは当たり前なんですよね。天竜市には全国初の公営施設、お風呂の施設ができたわけですけれども、ここにできた施設の中でリクライニング浴槽を整備したということになっているんです。だれでもここに来れば1回300円でお風呂に入れますということなんですけれども、車いす、座ったままで入浴もできるということで、大変いい施設だというふうに思うわけですけれども、ここまで来なくても入浴サービスをふやすというふうにしていただきたいんですけれども、そうした介護者がいつでも行ってお風呂に入れると、介護される方がいつでも入れる、そういう自由な入浴をしていただけないかどうか、現在青南町の特別養護老人ホームに新しい第2開寿園ができるわけですけれども、そういう施設をいつでも介護者が連れて入ると、それもできないかどうか、その点だけちょっとお聞きいたします。研究をするということでございますけれども、その辺もちょっとお聞きしておきます。  それから、グループホームのことにこだわるわけですけれども、お勤めをしている御家庭の皆さんであれば、夜はちゃんと寝ていかなければ仕事に差し支えるということにもなりますし、本当に気が休まらないと言うんです。せめて、昼間だけでも見てくれるところがあればということでデイサービスなどが活用されているわけですけれども、実際デイサービスは、今、週1回ですかね、そういうことでやはりこのグループホームがあれば毎日見ていただいて介護者も経済的な問題を考えれば多少なりとも働くこともできますし、あるいは、夜見てもらえればゆっくり休むこともできるわけですね。なぜこのグループホームにこだわるかということなんですけれども、やはり今の状態ではなかなかショートステイもいつも詰まっているというか、希望者が多くて入りたいときに入るという状態ではないということでお聞きいたしますし、また、本当に身体障害者、車いすで生活している人はテレビを見て家の中にいるという人が本当に多いんです。家の中にいるということはぼけが進むということにもなりますし、やはり大勢の中で語らいをする、あるいは食事を食べる、あるいはお風呂に入るとかという、そういうことをしない限り、その人の症状というのは本当によくならない。精神的にもよくなっていかないということでぜひここのところをお願いいたします。要望でございますのでこれは今後障害者プランを具体的にしていく中で、ぜひお願いしたいと思います。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 山田議員の質問でありますが、入浴の関係も車をふやしただけだと言うけれども、車をふやしたり、要員をふやしたり、そういう努力をしているわけですから、すぐに入りたいときにすぐ入るということでは、ちょっとこれは質問が少し急ぎ過ぎるような気がしますよね。ですから、努力をしていることを認めていただきたい。  そして、今度は、介護人の皆さんと話をしたことがあるか、したことがないからこれから時間の許す限り「やります」と言えば、今度はシンポジウムを私の方で計画するから出席するかというような決めつけた言い方はひとつやめていただいて、やはり、私もできるだけの努力をしたいということを言っているわけですよ。ですから、それにこたえてお互いに少しでも前進させるように努力していこうという努力を私は願いたいと思うんです。私どもも決してさぼっているわけではないんです。ですから、そのこともひとつ御理解をいただきたいと思います。だから、私の方ですべてシンポジウムを計画しますから市長いいですねと念を押されても私も時間の関係もあるし、いろいろあるし、各市の団体からいろんな要望が出てくるんですから、それをいちいち設定してそこへ行ってやりますよということはなかなかできないわけですから、いろいろ話し合いは先ほど申し上げたように、各市の団体の皆さんと私は話し合いをしておりますから、これから進めていくから、都合はまた事務局とよく担当の方とも相談をしてやっていただきたいということを申し上げておきます。 ○議長(大井市郎君) 山田敏江さん、よろしいですか。19番 山田敏江さん。 ◆19番(山田敏江君) 市長、何か今私が言っていることと、市長の言っていることは全然違うんですよね。私は、そうした生の声を聞いてほしい、だから、そういう場を設けてほしいと言っているんです。市長は先ほど「やります」ということで言ったから、私は、「じゃあやってくださいね。」と言ったんであって、こちらで「やりますからね」という決めつけでないんです。そこを誤解しないでほしいんですよ。私が何でしかられなきゃなんないのか。本当に違うんですよね。そこを間違えないでください。そういう、現状、生の声、実態をぜひ把握してほしいんです。職員にやらせるんではなくて市長みずからがその場に行って、皆さんの声を聞いてほしいということをお願いしているんです。それで、そういう会を設けてほしい、それで「やります」と言ったのでお願いしますと言ったんであって、私が「やりますから」と決めつけて言ったんではない。そこを誤解しないでいただきたいんですけども、その点についてもう一度それでは市長に伺います。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 実は、僕も言葉が足りない点もありましたけれども、介護者との話し合い、これについては執行部といたしましても介護者の集いというのがあったり、また介護者の研修会もやっているわけです。そういう中で話し合いは今やっているわけですよ。だから、介護者直接と話をしているわけであります。ですから、生の声もそういう機会でいろいろ聞いているということもひとつ御理解も願いたいと思います。以上です。 ○議長(大井市郎君) それでは、次へ進みます。10番 小柳津治男君。           (登       壇) ◆10番(小柳津治男君) お疲れのところ最後ですので、多少風邪気味なものですから、お聞き苦しい点があったらお許し願いたいと思います。  今回2点について、市長並びに教育長にお尋ね申し上げます。市長は、いよいよ2期目に入ってスタートしたわけでございます。私はかねがね市長の行動力については大変すばらしいというか感心しているところでございますが、今までは八木市政というものを飯塚市政から継続して事業を行いましたから、多少なりとも行動範囲を広く定めてきたんではないかと思うんですが、そろそろどんな会合にでも顔を出すということでなしに、できるだけ助役、収入役、総務部長、教育長、こういう方たちにもぜひいろんな会合に出ていただいて、市長じっくり構えて2期目の行政、政治に取り組んでいただきたいというのが私の考え方です。そして、時間の余裕の中で市長が先般申し上げました新しい発想、こうしたものをぜひ考えていただいて、第三次総合計画に基づいてやる事業だけでなく、市長みずからが考え出した将来10年、20年、30年先の藤枝市についてじっくり行動に移していただきたい。そういう意味でまず最初、市長新しい考え方、発想がありましたらそれが将来にわたっての大きな夢であっても結構ですので、ぜひお聞かせ願いたいと思います。  それから、特にこの後の諸問題について質問しますが、私が市長1期目に質問した内容の中で、私に関連したことをお聞きしていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。何回となく一般質問してまいりました総合運動公園の問題でございます。先ほど市長は、武道館についてより利用度を高くするために多目的に使いたいというように杉森議員に答弁をしました。それならば、市民総合運動公園、特にサッカー場も多目的に使えるように考えるのが私は常識だと思うんです。そのためには陸上競技場を兼ねた、あまりお金を使った競技場でなくて、こういった質問をしますと市長は、平成15年の国体に備えてということが必ず返ってきます。国体はほんの2週間ぐらいで終わってしまうんです。しかし、グラウンドはこれから市民のためにずっと残っていく大切なものです。ですから、国体のためにという表現はこれからやめていただきたい。市民の将来のために市民が使いやすいために総合運動公園の建設をするんだということ、これこそ頭の発想を変えていただきたい。そしてこの間もお話したように刈谷市がサッカーの高校の部門を担当しました。本来あのところは5万人規模の大きなグラウンドをつくる予定でしたが、サッカーの事情あるいはもろもろの経済事情であれはとんざしてしまったんです。ですから今はそんなにすばらしい競技場でなくても市民の皆さんに還元できるようなグラウンドでいいという発想に切りかえたそうです。ぜひ、都市整備公団の事業主体の中で、取り合い道路工事が進んでいるわけです。いよいよ本体に入るわけですが、あたかも決まったようなことを言う方もありますが、まだまだ皆さん市民の御意見を聞きながら、こうしたものに取り組んでいかなければならないと思うんですが、市長、どういうお考えか再度伺っていきます。  それから、現在の市民グラウンド、いろんなサッカー関係者がお話になるのは「どうしてあんなにいいグラウンドにナイター設備がないのか。」というお話がございます。私も思います。市の有志の方、ブルックスの後援会の皆さん、あるいはサッカー協会がナイター施設をつくっていただきたいということで平成6年、市民の皆さんから浄財集めて教育委員会に寄附されたと思うんです。この内容について市長教えていただきたい。どういう扱いでどういう処理をしてあるのかぜひお聞かせ願いたいと思います。そして、その浄財をもとにサッカー場にナイター施設をつくるかどうか、その辺のお答えもお聞かせ願いたいと思います。  次に、「サッカーの街藤枝」についてでございますが、先般、清水市へ伺ってまいりました。清水市のサッカー関係者が言うには、「私たちの目標は藤枝市ですよ。」、「藤枝市が頑張ってもらわないと困りますよ。」ということを言われたんです。清水市は藤枝市に勝つためにいろんなことを考えたというんです。まず、高校はまともに藤枝東高校と戦ったら勝てない、当時ですよ。だから青少年の指導に全力を挙げたというんです。それぞれがこのサッカーのまち清水市、藤枝市、磐田市、それぞれにそれぞれの特徴を持ったサッカーのまちをつくりあげてきたんです。藤枝市は恐らく藤枝東高校を中心にこのサッカーのまちを言われると思うんです。ほかにサッカーのまちを言う、あるいは語るものがほかにあったらぜひ教えていただきたいです。そのためには藤枝市のサッカーを今一度盛り上げるには、やはり高校レベル、あるいは中学レベルが全国に行き渡らないとどうしても復活というのはないんです。そこで市長、私はかねがねから思っているんですが、今までは藤枝東高校が一つ頭が上に出ていた、ほかの藤枝市の高校3校がちょっと落ちていたんです。でも今は横一線、静清工業、藤枝明誠高校、あるいは藤枝北高校、藤枝東高校、横一線の県下でいうとベスト8ぐらいのレベルまで下がっているんです。そこで、ぜひ定期戦あるいは交流試合、あるいは市長杯という名前のもとに、ぜひその辺のところを市長お考えがあるかどうか伺います。これには市役所のサッカー部も加わり、あるいは中央防犯のチームを加え、6チームで市長杯あるいは何かの名目で定期戦を試みて、市民の皆さんに今一度サッカーのアピールをしたらどうかと思いますが、市長の考え方を伺います。もちろん国体においては青年2部が女子にかわります。そういう意味でも藤枝西高等学校、藤枝南女子高等学校のサッカー部ができておりますので、女子の定期戦もぜひ市長の名のもとに実現していただきたいと思います。  次に、第2点目といたしまして教育長にお尋ねいたします。  現在の社会環境が学校にどのような影響を及ぼしているかということでございます。高校生でなくても中学生が茶髪にして、そしてピアスの穴を耳にあけて、あるいは車に乗ってテレクラに電話してお金があればパチンコ屋に出入りする。こういう環境が今の環境でございます。こうした環境下を教育長はどう考えるか。そして、非常に権威がなくなってきた学校教育、塾を中心とした教育産業が非常に伸びてきています。そうした、一つの進学教育と社会環境、こうした問題について教育長はどのようにお考えか伺うところでございます。そして、このように社会環境が荒れている中で、大変志太の皆さんはパチンコ屋建設反対のためにお母さん、お父さんみずからが立って子供たちを守ろうという形の中で運動を始めております。本来、子供たちを守るのは市で言えば教育委員会です。できれば教育長みずから先頭に立って、その出店の反対運動に加わっていただきたい。それができるできないはまた別です。今はパチンコそのものがもうギャンブルです。どこかの市長は健全娯楽であるということを言われたんですが、とんでもない。遊戯ではなくてギャンブルなんです。先般NHKでこれを取り上げました。一般のマスコミは絶対取り上げません。なぜなら宣伝とかあるいはいろんな形のテレビ、新聞、ラジオほとんどパチンコ屋がお客です。テレクラは載せませんが、そういう中でぜひそうした環境、それから進学教育に及ぼす社会環境こういう面で教育長のまとめて見解を伺うところでございます。そして、進学教育については私はあれだけ夜10時、11時に塾の前に車が並ぶ姿を見たら、学校教育は一体どうなっているんだろうかということはみんな感じると思うんです。そういった背景を見た中で教育長どのように今の教育を感じてますか伺っていきます。以上よろしくお願い申し上げます。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。           (登       壇) ◎市長(八木金平君) 小柳津議員にお答えいたします。  まず、第1点目の第三次総合計画以外の新しい発想についての御質問でお答えいたします。このたび、平成8年度を初年度とする5カ年の後期施策展開計画を策定したところでございます。基本的には第三次総合計画の基本構想、基本計画を踏襲する中で社会経済情勢の大きな変化において第二東名自動車道や静岡空港等の大型プロジェクト事業への対応、社会資本の整備などを推進するとともに、一方、ソフト面では高齢者保健福祉計画の推進や広域行政、地方分権の流れなど数多くの行政課題が山積をしておりますが、新たに「21世紀に向けて輝く未来共に創ろう」を計画のテーマとしながら、市民とともにふるさと藤枝の新しい創造に向けて諸事業、施策の選択性や優位性、実現性等を重点においた行政施策の展開を図っていきたいと考えております。また、同時に健全な行財政計画の進行管理あるいは来年度以降の税財政の動向なども十分見きわめる必要があると思います。いずれにいたしましても、私としては社会情勢の変化に柔軟な対応を持ちつつ、骨格としては後期施策展開計画を基本的な施策として位置づけて年次計画のもとに議会の皆さんを初め、市民の皆さんの御協力をいただきながら引き続き市政に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。  次に、総合運動公園のサッカー場についての方向づけでございますが、サッカー場につきましては、過去の議会におきましても小柳津議員を初めとして何人かの議員の皆さんから御質問、御意見を伺ったところでございますが、今までお答えを申し上げたとおり、私といたしましては、小柳津議員ただいま御意見もございましたけれども、平成15年の静岡国体に向けての施設整備に取り組んでまいりたいと考えているところであります。御承知のとおり、皆さんの御理解、御協力によりまして既に昨年度より造成工事にも着手させていただいたところであります。なお、今後予定といたしましてはサッカー場の基本設計、実施設計等を行ってまいりたいと存じますので御理解をよろしくお願い申し上げます。  次に、市民グラウンドのナイター設備についてお答えいたします。ナイター設備という市民のニーズも聞いておりますが、良好な競技場として維持するには昼間使用で目いっぱいになっているのが現状であります。しかし、諸事情の変化と周辺への影響も考慮しつつナイター設備の設置について今後研究してまいりたいと考えております。  次に、「サッカーの街藤枝」についてお答えいたします。長い歴史のあるサッカーのまちづくりをキーワードとして展開するためには、市民各階層の参加によるサッカー振興事業推進の手だてといたしまして、サッカーのまち藤枝市民会議が組織され、サッカー協会との連携のもとに、全市民が参加して楽しめるサッカーのまちづくりを目指しております。また、全国PK選手権大会、全国少年サッカー大会、市長杯争奪ジュニアユースサッカー大会などの各種のサッカーイベントを通じて、全国に向けて発信しております。なお、定期的には市内の高校4校が市長旗争奪サッカー大会を開催いたしております。今後も特に小・中、高等学校の児童・生徒の育成を目指して、スポーツ少年団、部活動における一貫指導の充実を図り、年代種別のサッカースクール、サッカー指導者養成スクールを通して技術力の向上及び指導体制の強化を目指してまいります。さらに、多くの市民が楽しむ各自治会対抗のサッカーフェスティバルも昨年度よりフットサルミニサッカーを行うようになりました。好評を得ております。このフットサルは狭い地域で小人数で楽しむことのできるコミュニティースポーツでもあり老若男女が気軽に取り組めるものであります。サッカー協会を初め、多くの市民が関心を持っているフットサルの普及にも今後さらに努めてまいりたいと考えております。残余については教育長からお答えいたします。 ○議長(大井市郎君) 教育長。 ◎教育長(森茂巳君) 小柳津議員の質問にお答えします。  第1点目のテレクラ等社会環境の学校教育に及ぼす影響についてでございますが、新聞等で報道されておりますように大人社会の問題が、高校生初め小・中学生まで影響を与えていることは憂慮すべきことであると考えております。  第2点目の進学教育と社会環境についてお答えいたします。過度の受験戦争は夜遅くまで塾に通うなど児童・生徒の生活を多忙化させておりますし、心のゆとりを奪う要因ともなっていることは御指摘のとおりであります。また、それに関連した訪問販売等、保護者の心理の弱みをついたものが多く、その額も高額であり、一つの社会問題であると考えております。以上です。 ○議長(大井市郎君) 教育次長。 ◎教育次長(金田勝雄君) ブルックスとサッカー協会の寄附金の関係でございますが、平成6年度に御寄附をいただきまして、体育振興費寄附金として一般会計へ入れさせていただいております。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 小柳津治男君、よろしいですか。10番 小柳津治男君。 ◆10番(小柳津治男君) 大変、明瞭で簡単な御答弁いただきましてありがとうございます。市長、まず1点目の新しい発想ということ、ただ確かに5年間の第三次総合計画後期、それに基づいてやるという考え方、そのとおりだと思いますが、私が新しい発想というものは、ものをつくれということではなしに、今までいろんな市制、もう40周年迎えてきて、それぞれ整理しなければならない規約とか条例、こうしたものを検討したり、あるいは改善していくことも新しい発想の一部だと思うんです。私は、そういう部分で市長ぜひですね、ソフトの面の部分で新しい考え方、例えば、先般私たちが出しました藤枝市の教育と社会住環境を守る、テレクラとパチンコ屋の規制の要望書、ああいうような形のものを県でこれからやられますが、県に先立ってそうしたものを研究し、また実行していただきたいというのが私は新しい発想の中の一つの転換だと思っているんです。そういう意味で市長のお考えをそういった部分でお持ちかどうか第1点目に聞いたわけですので、もしそういった書類的な、あるいはソフト面で改善していくという部分があったらぜひお聞かせ願いたいと思います。  それから、サッカー場でございますね。先ほども、国体の関係の武道館の話がありました。武道館は県が事業主体ですから多目的に使おうや、あれにも使おう、これにも使おうという形でいろんな発想もあると思うんです。しかし、自分とこのサッカー場についてはサッカー専用グラウンドだよ、サッカーしか使えませんよ。これでは将来にわたってやはり私は、まして今の市民グラウンドさえ非常に厳しい規制の中で貸し出してるわけですね。ですから、国体に向けてグラウンド整備しなければならないということは私も十分承知なんです。しかし、やはりこういったことに対して、何といいますか、施設面、整備面の面で清水市が先にいってますので、清水市に聞いたらやはりそんなにいいものはもう周りにいっぱいできてるし、これから小笠にも大きなものができると。ですから藤枝市はぜひですね、高校サッカー、あるいは中学校サッカー、少年団のサッカー、こうしたものを技術交流のために、多目的に使えるグラウンドを備えたサッカー場をつくった方が、市民のためになりますよということを言っているんです。私もそういうように思うんです。ただね、そのどうしても今の計画のあるものをつくらなければならんというあれはないと思うんですね。やはり、こういった形の中で、本当に市民が、今の5,000人規模の約50億かけたものを必要としているか、必要としてないか。きちっとこの辺のところをですね、各諸団体にもう一回聞いて、なおかつそれで、これでもいいよ市長、こういうのをつくってくださいと言えば、それでいいんです。しかし、もう時代がそういう時代じゃないから、そんなにお金をかけないで、ほどほどのにして、もっと大きく、芝生のグラウンドとか、トレーニングセンターとか、研究センター、あるいはスポーツリハビリができる場所を備えたグラウンドでいいよと言えば、それでいいんじゃないですか。その辺に固執するところを私は再三聞いてね、市長、耳が痛いかもしれないんですが、もし今のような実行をしてしまうと、後本当にですね、管理とか、あるいは何であのときにもっと前向きの形で将来を見通したグラウンドをつくらないんだと。ワールドサッカーだってもですね、韓国と二分してやるんです。静岡県に来るかわかりません。そういう意味で、だんだんサッカーそのものが縮小されてきます。そういう中で果たして、これから藤枝市がつくるサッカー場が今の時代に適しているかどうか、あるいは将来に向かって適しているかどうかということをですね、市長、ぜひもう一度伺いたいと思います。  それから、市民グラウンドのナイター設備、研究していきたいと。どういうことで研究していくのか、財政的に研究していくのか、それとも技術的だとか、どういう意味の研究なのかよくわかりませんが。ブルックスとですね、先ほど教育次長が御説明あったように、53万9,480円寄附を受けてますね。それでですね、これが平成6年10月21日にいただいてますね。これは、持ってきた方が、寄附の内容を指定されたんですか。例えば、市民に集めたのはですね、ナイター施設を市民グラウンドへつくるんだよということで集めたんです。それで、教育委員会にどういう形で寄附されたのか、指定寄附なのか、一般寄附なのか、その辺についてきちっと説明してください。  それから、その間に11月議会と2月議会があるんですね。当然寄附を受ければ、ここで補正するべきですね。それが金額が少ないから補正しなかったんですか。いわばその年の決算で報告してるんですね。この間大分期間があいているんです。どういう形で、こういう取り扱いをしたのか伺っておきます。  それから、たとえ1,000円、2,000円でもですね、寄附があれば、きちっと広報なり、マスコミに報告するんですね。この場合、私は記憶がないんですが、こういう形で有志から市民グラウンドナイター設備設置のために寄附されましたよということを、一般に報告してあるのか、ないのか。ただその関係者とその教育委員会だけの中のやりとりに終わったのか。どうして、広報なり、あるいはマスコミ関係にこういうわけで寄附をいただきましたよということで、一般に報告してなかったか。その辺についても、この問題について伺います。  それから、「サッカーの街藤枝」についてでございますが。市長ね、前に藤枝は大学の天皇杯というのを、藤枝を中心におやりになったんです。ところが、いつのまにかそれが関西方面に行っちゃったんですね。恐らく、運営とか、やりくりとか、いろいろ大変だったろうと思うんです。ああいうすばらしい大会がですね、藤枝が維持管理できなくて、向こうへ行ってしまったんだろうと思うんですが。やはり、そういう状況を過去に残していくとですね、サッカーのまちとかなんとか、PK戦が全国大会をやるからサッカーのまち、これは関係ないですよ、あれはイベントですから。やはりきちっと全国大会とか天皇杯そういったものが、やはりひとつのサッカーのまちのですね、名声を上げていく一つのきっかけだと思うんですが、その辺のところをどういう形の中で、そういうふうになったのか教えていただきたいです。  それから、清水市はですね、姉妹都市、あるいは交流都市とですね、サッカー留学をしているんです。受け入れているんです。先般、市長、ブルックスの関係で福岡と姉妹都市、スポーツ提携をしているということで、やはり多少、福岡、九州、まあ国見という長崎のすばらしい、あるいは鹿児島実業というすばらしいチームがありますがね。そういう交流をするお考えがあるか、あるいは松任市とのサッカー留学の受け入れ、あるいは交流していく考え方があるか、その辺についても伺います。  それから教育長、大変、簡単明瞭なお答えをいただきありがとうございます。あの、今大変ですね、補導員、警察協助員に今教育環境で何が一番苦慮してますかというと、一番始めテレクラが出てくるんです。こうしたテレクラについてですね、例えば、テレホンクラブですね、あるいはツーショット。こういう意味合いを教育長、十分把握してると思いますので、そういった中でお話をしていきますが。やはり、ある程度常識のあるテレクラの方は、地域運動をする前にですね、自動販売機を撤去していただいたんですが、本体はまだ2件あるわけです。大井川と藤枝に。そこで、それを利用する若い人が大変ふえていると、こういうことなんです。まあ、パチンコについてはですね、日曜日、特にこれから夏休みになりますから、高校生が主体なんですが、中学生もですね、大変出入りが自由なんです。そういう関係の中で、やはりきちっと社会環境を教育委員会、あるいは、学校の先生方が把握してですね、子供たちがどういう行動をし、どういう状態になっているかということを、やはり見きわめることが、これから必要だと思うんです。特に、テレクラについてはですね、もう小学校の生徒まで底辺が広がっているんです。これを単なるマスコミとか、県が条例を決めればいいんだということではなしに、やはり、夏休み前にですね、きちっと、ぜひ各学校、小・中学校、こういった形の中でですね、生徒指導並びにそれらのもろもろの先生にですね、それぞれの学校の状態を把握するように、ぜひ教育長の方から通達をしていただきたい。  それから、進学教育と社会教育についてですが。教育長ね、あれだけ塾が繁盛してきますと、非常に異様な雰囲気に感じるんです。塾のあるところに30台、40台の車がずーと息子さんを、あるいは、娘さんをお迎えに来ている父兄の姿を見ると、本当の学校教育はどうなっちゃったんだろうかと、だれもが思っているんです。ですから、やはりこれは、進学教育、進学制度というものに対しての問題が一番あると思うんです。あれは塾が盛んになるというのは、学校教育がばかにされていることなんです。学校教育だけではとても進学できないからです。今の塾はどういうふうになっているかというと、普通なら常識的に考えて、勉強が劣って頭の悪い人が塾に行くと思うでしょ。ところが、違うんです。頭の悪い子は入れないんですよ、塾に。頭のいい子をよりいい学校に入れることが、塾の宣伝効果なんです。ですから、あの広告を見てごらんなさい。藤枝東高等学校に何人入ったか。大きく載せているじゃないですか。そんなね、教育産業に学校教育が振り回されちゃっているんですよ。ですから、ぜひこれから県下の教育委員会のですね、教育長の会議に行ったら、入る門はうんと広くしてですね、学校の内申書、学校の能力で十分いいよと、ただし卒業するときには、しっかり勉強して学校教育をしっかりしておかないと出るには難しいですよというシステムに変えたら、塾なんか必要ないと思うんです。いろいろ調べたんですが、パチンコ産業と同じなんです。あれだけいろんなことがあっても、警察が一向に取り上げない。マスコミが一向に取り上げない。それは当たり前のことです。OBがみんな天下りしてるからです。教育産業もそうです。文部省の関係、あるいは教育関係者、学校の先生、みんな塾になだれ込んでるんですから。絶対文句を言わないんです。どんどんそういった何か異様な今の社会にですね、異様な雰囲気を持った産業がどんどんふえてきちゃうんです。どっかで歯止めをしてですね、子供たちを救わないと、今の環境の中で子供たちは流されていっちゃうんですよ。頭でっかちの人間ができちゃって、本質の、本来の子供というものがなくなっちゃったから、やはり陰湿ないじめがふえてきちゃうんです。そういう意味で教育長ね、今言ったように、できれば、私はこれはひとつの提案ですが、できれば中学校を二部制にしたらいいと思うんです。6時間午前中やって、部活で6時に終わるとする。お家へ帰って、風呂に入って、まあまあ7時からですね、今度は夜間部をつくってね、塾にかわる進学を希望する方、あるいは多少なりともそれに追いつかない方、無料でこの学校で夜間教育しますよということで、夜間教育の先生を専門に置いたらいいんですよ。そうすれば、塾なんかいらないじゃないですか。それだけ先生も余ってきているし、教室もあるんですから。そうすれば、先生もやる気がでる、生徒も同じ地域でみんなと同じように勉強できる。こういう部分でですね、やはり進学教育、学校教育というのをもう一回見直していかないと、えらい方向に進んでいっちゃうと思うんです。そういうことで、教育長もう一度、今お話した中で、どうお考えか伺います。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) 再質問にお答えいたします。  これからの進め方について、ハードでなくて、ソフト面についてという御提案もございました。第三次総合計画のですね、後期の施策展開計画の中にもそうしたソフト面のものを計上しておるわけでありまして、そうしたものを一つの柱としてやっていきたいということを申し上げたわけでございますので、御理解願います。  それから、武道館の関係でありますが、武道館については、武道館でなくして、総合武道館にしてもらいたいということを、私は先ほどからお答えの中で申し上げておるわけであります。  グラウンドの方は、総合グラウンドにもうなってですね、多目的な広場からいろいろと総合グラウンドとしてやっていきたいと。しかし、これを完成するには時間がかかるけれども、しかし、総合グラウンドとして完成をしていきたいという考え方であります。したがって、サッカー場について見直しというお話でございますが、サッカー場も平成15年の国体に間に合うように、ひとつとりあえずサッカー場については、造成をしていきたいと。これは、サッカー場を含めて総合グラウンドとして、藤枝市の将来にとって、私はいろいろな問題は今御指摘はされましたけれども、将来のためにはやっぱりつくっていきたいという考え方でお願いをしておるわけであります。  それで、日本一のサッカーのまちの関係についてですね。天皇杯については私はちょっと経過の点はわかりません。これまたわかる方から、教育委員会でお答えさせてもらいますが。いずれにしても、今藤枝市がやっておることについて、少年全国大会、さらにはPK選手権大会ですね。これも藤枝市としては、あまり何といいますか、皆さんの御協力でやっていただいておるけれども、ピンとこない点があるかもしれませんが、先般、群馬県へ行きまして、群馬県の日本一の藤の里づくりのいわゆるサミットがありまして行ったとき、群馬放送だと記憶しておりますが、その方から質問が出まして、藤枝市は全国PK選手権大会をやっておるけど、どういう方法でやっておるか、あれは非常にいい方法だと、群馬県でも藤岡市でもやりたいと思うと、一回勉強に行きたいと思うという質問が出されました。そういう意味でですね、やっぱりやっておると、継続をしていくことによって、ひとつの発進としてですね、全国へ知れわたっていくんではないのかと。そのことが、やはり皆さんが、長い間努力された結果でありますが、「サッカーの街藤枝」のひとつのPRとして言っておるんではないかと。確かに、スポーツは勝たなければだめなんだと、勝つことによってやっぱり有名になってくると思うんですが、藤枝東高等学校もこのごろ少し不振であるから、そういう点では若干サッカーというものは後退したような感がありますけれども、しかし、私はやっぱり勝つことも大事であるけれども、全体がみんながスポーツを愛好してですね、盛り上げていくということも必要であろうというように実は考えておるわけでございまして、したがって、総合運動公園につきましては、そうしたいろんな考え方をもって、ひとつよろしくお願いをいたします。 ○議長(大井市郎君) 教育長。
    ◎教育長(森茂巳君) 再質問にお答えいたします。  パチンコ、テレクラ、車社会、服装というような例が上がったわけでございますけれども、これらが全部一人の人がずーとやっているような話だったわけでございますけれども、一人が全部やるのも中にはおりますけれども、大部分は一つぐらいではないかというように思います。しかし、パチンコ等やはり射幸心と欲望の関係がございまして、金銭浪費からたかりにつながりますし、テレクラ等も大人社会のゆがみで性非行、あるいは被害者につながるというような面もございますし、車社会は車社会で自己中心性が強くなりまして、無責任性、あるいは規則無視というようなことも出てきます。服装につきましても、ピアスとか、そういうような面につきましては、輸血をしたり何かするときには、ピアスをやっているものはできないというようなことも聞いております。自己顕示欲をあまり出すというのもどうかというような面もございますので、それらにつきましては、各学校でもって、現実の問題として対応するよう通知いたすつもりでございます。  それから、塾の問題でございますけれども。塾は、前にも申し上げましたとおり、学校教育と塾というのは、目的が違います。先ほど、小沢議員に答えましたように、学校教育は、学校教育の目標がございます。塾はこれは、合格をすることをただ一つの目的としております。徳育、あるいは体育はやりません。知育の中で大学の合格ということしかやりません。ですから、私の考えでは、やはり塾の問題というのは、現在いろんな面につきまして、知識という知というのは、本来欲望の制御をするというのが、学校教育の最大の仕事でございますけれども、現在は知識がいろいろ欲望とつながり過ぎているのではないかと。知識というのは、欲望を満たすために得ているというような傾向が非常に強い面がありますので、そういうような面から直していかなければいけないのではないかというように思っております。特に、知識の上に正しいより良い倫理感、あるいは価値観というのを養成していくのが、学校の仕事でございます。塾はそういう仕事がございませんし、先ほどお話がありましたように、定時制で塾をやったらどうかというように、塾と同じようにやったらいいかというと、全く同じことをやって、公認で夜遅くまで今度はやらせるということになりますので、そういうようなことについては、私は教育長会議等につきまして、申し上げることはできません。ただ、学校教育の中で、入試の問題というのは大きなゆがみになっていますので、高等学校、大学等の入試問題については、やはりこれからの日本の教育の問題の中で、一番考慮しなければならない問題だというように思っておりますので、教育長会議等につきましては、極力その点について、強調しているところでございます。何分にも、現在のいろいろな大人社会の問題というのが、子供に影響が非常に大きすぎる。昔はすべて程度の問題とか、あるいは、けじめの問題というのをしっかりさせたわけでございますけれども。このごろは、けじめの問題というのがはっきりしていませんので、これからの学校教育等につきましては、やはり、けじめの問題というのをもう少しやっていかなければならないというように思っていますので、一般の父兄の皆さんとの連係を取りながら、地域との連携も取りながらやっていく方針でございますので、また、よろしく議員の方々にもお願いいたしまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(大井市郎君) 教育次長。 ◎教育次長(金田勝雄君) 再質問にお答えいたします。  補正予算に計上しなかった理由、それから、特定寄附か一般寄附かということでございます。一般的に、算入予算の執行につきましては、調定行為をもって収入することとなります。一般的な寄附金のような場合、年間を通しての確定的な収入の補足ができない場合、その都度、予算措置を行って収入することは困難でありますので、財務規則に定めるところによりまして、場合によっては、科目付節の新設をして、調定により受け入れている状況にあります。  それから、市民グラウンドのサッカー場のナイター設備というお話でございました。この寄附金につきましては、市長室にそれぞれ代表の方が持ってこられたわけでございますが、その中でお話をしたわけでございます。ナイター設備のみでなく、施設整備、芝生の改修、またスポーツの振興などというようなものに利用されたいということでございまして、特定されておりませんでしたので、このような処理をいたし、決算で御報告いたしたものでございます。  それから、広報に記載しない理由でございますが、寄附金の広報掲載の関係についてでございます。これは、多くの皆様方から寄附をいただいておりますが、申し入れのあったもの以外は掲載しておりませんので、同様の取り扱いをさせていただいたものでございます。以上でございます。 ○議長(大井市郎君) 小柳津治男君、よろしいですか。10番 小柳津治男君。 ◆10番(小柳津治男君) お願いします。市長ね、新しい発想という形で何か市長にお考えがあるかなということでお聞きしたもんですからね。第三次総合計画、これからまたふっと余裕の中で生まれてくるんじゃないかと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  それから、総合運動公園でございますがね。これは多少見解の違いがあります。総合運動公園ですから、すべてが一括してできようというのが無理な話ですが。ただ、むだをしないでね、サッカー場プラス陸上競技場にしたら、十分皆さん、市民に還元することができるじゃないかという形の中で、私たちは、あくまでもサッカー専用グラウンドじゃなくて、陸上競技場を備えた多目的に使えるグラウンドを計画してほしいということですので、ここは見解が多少違いますが、またいずれそういった質問でお話をしていくことがあると思いますので、それは結構です。  それから、先ほどサッカーのまちについて。姉妹都市とのサッカー留学、こういった受け入れとか、お話し合いをする気持ちがあるかということで質問したんですが、お答えがなかったもんですから、その辺について、お答えをいただきたいと思うんですね。  それから、教育次長。そうしますと、この今の寄附金は、もうどっかで使っちゃったんですね。やはり、集めたね、私が言いたいのは、この質問はなぜしたかというと、あのお金どうしちゃったんだよという、いろんな方からの質問があったんですよ、お話が。それで、調べていったら、実は平成6年10月幾日にそこに寄附してあるよと、こういうことなんです。ですから、寄附した各事業所、どうなってしまったんだろうか。また、その寄附を受けたサッカー協会とか、ブルックスの皆さんが、その人たちに報告すべきことなんですね。しかし、それができなければね、やはり向こうで、マスコミのしてくれやと言わなかったから載せなかったではなくて、やはりこういう形の中で寄附をいただいたと言うことのね、やはりそういう説明とか、報告がないと、寄附した人たちがね、もちろん、寄附を持ってきた人が大変疑われるわけですよ。使っちゃったんじゃないかと。流用したじゃないかと。議員だったら首になっちゃうですよ。そういう部分でね、やはりきちっと報告して広報に載せなければいけないんだと思うんですね。ですから、その指示があったとか、ないとかということではないと思うんですね。それだけの五十何万、53万9,480円、大きなお金ですから。やはりこれはきちっと報告、市民の皆さんにこうして寄附をいただきましたと、これから市民グラウンドの整備等に利用させていただきますということだけで、私は結構だと思いますね。その辺について、もう一度、再度伺います。  それから、教育長。夜間のですね、ではというようなお話があったんですが、そうじゃないんですよ。要するにね、塾に行くにお金がかかるんです。お金がない人は、どうしてもお母さん、お父さんが無理してお金をつくらなければならない。そういう部分でね、できればこれから先生が余ってくるんです。生徒が少なくなるんですから。だったら、二部制でね、7時でも8時でも塾へ行くと思えば、無料でその進学の勉強ができるんですから、やったらどうだという一つの案ですが。まあ公認できないと言うんですから、まあ将来きっとそういうふうになりますよ。あの、先を見てお話ししてるんですから。  それからね、進学の前にも教育長のお話があったように、目的が違うということが言われたんですが、やはり、学校教育充実するためには、塾のあり方というものをぜひ教育長ね、研究していただきたいと思います。これはまた今後質問していきますので、お答えは結構ですが、一つだけ教育次長、市長、これだけお願いします。 ○議長(大井市郎君) 当局から答弁を求めます。市長。 ◎市長(八木金平君) スポーツの交流の関係についてですね。現在、既に民間では、一部交流をやっているわけであります。したがって、あと行政が主導でやるか、民間がやるか、若干その辺の調整もありますが、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(大井市郎君) 教育次長。 ◎教育次長(金田勝雄君) 寄附金と市との関係でございますが、決算上には、寄附金充当というような明示はされておりませんが、平成6年度におきましては、12月から平成7年3月にかけまして、市民グラウンドサッカー場の整備改修工事、これは地盤改良、暗渠排水、芝生の張りかえ等を行っておりまして、これらに使用させていただいたと考えておりますので、趣旨に沿ったものと考えております。なお、広報に掲載しなかった関係でございますが、小柳津議員がおっしゃられるように、配慮が足りなかった面があるかと思います。 ○議長(大井市郎君) 小柳津治男君、よろしいですか。 ◆10番(小柳津治男君) 時間がないから、いいです。 ○議長(大井市郎君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。  再開日時をお知らせいたします。7月9日午前9時開議です。 ○議長(大井市郎君) 本日はこれで散会いたします。                         午後4時03分散会...